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1973年度西海北高校3年6組。野呂光。
あの夏、ぼくは江川卓との甲子園対決を真剣に夢見る17歳の野球少年だった。
だが、突然の父の死によって、他の仲間よりちょっと早い人生の決断を迫られたのだ。
つまりぼくは大学進学を諦め、居酒屋の二代目を継ぐことになったのだ。
グラウンドの汗と涙、クラスメイトとのあつき友情、胸ときめかせた淡い恋・・・。
13年前の幸せな日々を描く青春長編小説。
書評・レビュー・感想
く、くらい。暗い。
内容はいいんだけど、暗い。
何かの縁かもしれないが、本書を読んでいた日にちょうど、高校時代の同級生(といっても今でも連絡をとっている高校時代の唯一の友人でもある)から電話があった。「来年の6月に結婚することになった」と。以前から話は聞いていたのであまりびっくりもしなかったが、なんだか変な縁を感じた。
小学、中学、大学は全然思い出しても問題ないが、高校時代は思い出すと暗くなる。
なぜだろう。子供だったからと今は思っている。
まあ別にもう過ぎたことなのでどうでもいいけど。
そのあまりいい思い出のない高校時代の貴重な友人なので大切にしようと今日あらためて思った。
(過去ブログからの転載シリーズ)
本エントリーは、過去に運営していたブログから転載したものであり、一部書き直しならびに追記をしてあります。