わからなくなった人のためのアメリカ学入門 – (書評・レビュー・感想)

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わからなくなった人のためのアメリカ学入門わからなくなった人のためのアメリカ学入門

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書評・レビュー・感想

アメリカ凋落問題を考えるために、基礎的なアメリカについての知識を得ておこうと、本書を読む。
なかなかアメリカ学入門とはいいつつ深い部分は深い。
日本でもいろいろな問題の起点となっている「郊外」。
世界でもっとも早く郊外化が進んだのがアメリカであるが、この50年の間に「郊外」市民が政治に力を持ち始め、アメリカを変えていっている。
ニューヨークやロサンゼルスといった大都市を見ても本当のアメリカはわからない。
実際、大統領選の大勢をきめたのは、選挙人リストの過半数を超える320人を持つ郊外人口が過半数の州だった。そして、その「郊外」にアメリカを知るためのさまざまな兆候が現れている。
日本でもすでに問題となっているが、郊外は大量生産で住宅が建てられたため、その住宅を購入する購買者の収入レベルがかなり似通う。そして、収入レベルによって住む場所が違い、異質なものが排除され、画一化するコミュニティになってしまう。多様性が失われ、格差が固定される形で。
コロンバイン高校の乱射事件は、このシステムへの反発が絶望的な形で表出したものと言われている。
イギー・ポップが生んだとされる「モッシュ・ピット」に関するマイケル・ムーアの話も興味深い。
私は意識生活へTVが与える影響というのは非常に大きいと思う。悪い意味で。
今、TVなしで生活できる人がどれくらいいるだろうか?
TVであらゆる体験を商品として媒介され、即席の満足、感覚的耽溺、人間関係の欠落の補填。
ワンセグ時代がもうすぐ来る。そうなると、意識レベル、マインドレベルでの階層化が再生産されるような気がしている。
もっとアメリカを知るための30のキーワードという項目があったのでメモ代わりに残しておく。
1.星条旗
2.ハリウッド
3.カウンターカルチャー
4.北部vs南部
5.イースト・コーストvsウェスト・コースト
6.アイヴィ・リーグ
7.スカル&ボーンズ
8.ロビイスト
9.AARP(アメリカ退職者協会)
10.大統領選挙
11.マーサ・スチュアート
12.シーサイド
13.デーティッド・コミュニティ
14.インターマリッジ
15.ボボズ
16.シリアル・キラー
17.シットコム
18.LD(学習障害)
19.ディズニーランド
20.ウォルマート
21.三大ネットワーク
22.マクドナルド
23.リーヴァイス
24.ルート66
25.拒食症
26.エイリアン
27.マトリックス
28.ヒップ・ホップ
29.KKK(クー・クラックス・クラン)
30.差別摘発団体ADL

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