Oracleのライセンスについて

【この記事の所要時間 : 約 6 分

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商用でOracleのデータベースを使いたいと考えた場合は、ライセンスの購入が必要になる。2011年9月時点での最新バージョンは、「11g R2」である。バージョン以外にはエディションやオプションなどがあるので、ざっくりと備忘録的にOracleのライセンスまわりをまとめてみた。
ちなみに容量制限のある無償のOracle Databaseとして「Express Edition」というものがある。こちらは、エントリーレベルの小規模なデータベースで、無償で開発、導入できるということになっているが、データファイルが4GBまで、メモリが1GBまでとなっていて、商用利用においては容量的になかなか利用が難しいかと思われる。(なぜかこの無償のエディションだけ英語サイトしかない。)
サポート可能がバージョンとしては、現状、10g R2、11g R1、11g R2の3つになっているかと思われる。Oracleでは、業務と技術要件に応じたエディションが用意されている。
・Oracleのエディション

・Enterprise Edition (中・大・超大規模用)
・Standard Edition (小・中規模用)
・Standard Edition One (小規模用)
・Personal Edition (個人用)
・Lite Mobile Server (モバイル用)

一般的にOracleを利用したシステムを構築する場合、基本的には「Standard Edition One」以上を選ぶことになる。「Enterprise Edition」を使う場合は、大規模向きの機能が追加されているが、「Standard Edition」と「Standard Edition One」の場合は、機能的にはほぼ同じであり、違いは、ほぼハードウェア制限くらいである。
細かなエディションによる違いは、こちらへ
ハードウェア制限とは、Oracleをインストールするハードウェアの搭載可能プロセッサ数によって選択できるエディションが制限されているということである。細かな制限内容はOracleのサイトをチェックすればOKだが、ざっくりとしたイメージでは以下のような感じである。

・Enterprise Edition (8 CPU 未満)
・Standard Edition (4 CPU 以下)
・Standard Edition One (2 CPU 以下)

コアな機能以外に必要な機能がある場合は、追加オプションで購入するという形式をとっていて、透過的なデータ暗号化や透過的なデータ圧縮、テーブルパーティションなどの追加オプションがある。
2011年9月時点での価格表は以下のようになっている。
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Oracleのライセンスを購入したことがない人にはわかりにくいかもしれないが、Oracleのライセンスは2種類ある。それが、ProcessorライセンスとNamed User Plus(NUP)ライセンスである。
どういう違いがあるかというと、Processorライセンスがインストールされるハードウェアに搭載されているプロセッサ・コア数で算出するのに対して、Named User Plus(NUP)ライセンスは、Oracleを利用するアプリケーションの使用者数で算出するという違いがある。
WEBサイトのような一般に公開するサイトの場合は、Oracleを利用するアプリケーションの使用者数が無制限となるので、Processorライセンスが必要となるが、社内のみで利用し、使用人数が少数に限定されているならば、Named User Plus(NUP)ライセンスを使うケースも多い。
このあたりについては、ここの資料が参考になる。
ちなみにNamed User Plus(NUP)ライセンスは、最低5ライセンスからの販売となっているため、1ライセンスのみ購入するということはできなくなっている。
あと注意が必要なのが、バージョンによって動作可能OS、つまりサポート可能OSが異なっていることである。(ちなみにエディションによる違いはない)
詳しくは、こちらへ
バージョンのよる機能差は詳細ページをチェックするしかないが、バージョンによってサポート期間が設けられており、サポート期間が過ぎたものはパッチなども出されないので、できるだけ最新バージョンを利用した方がよさげである。
あと気になるところでは、サポート契約であるが、こちらは、必須ではなく、任意である。1年ごとの更新タイプで、更新ごとに料金が変わる可能性がある。サポート契約の内容としては、バージョンアップ権やOS、ビット数変更権、パッチ提供、24時間365日の技術的な質問窓口の提供などがある。
ただし、2009年6月にOracleでは「ライセンス・セット」の定義が変更され、企業内で製品群単位のサポートレベルを統一しなければならないことになったため、複数のOracle データベースのライセンスを持っている場合、サポート契約あり・なしを個別に設定することができなくなったので注意が必要である。1つしかライセンスがないところは関係ないが、複数ある企業であれば、企業のポリシーとして、「サポート契約をする」か「サポート契約をしないか」のどちらかしか選択できなくなった。
会計で利用しているライセンスだけサポート契約して、人事や販売で使っているライセンスはサポート契約しないというようなやり方ができなくなったということである。(ちなみに2009年6月以前はそれが可能だった)
Oracleのライセンスは、代理店から購入する必要があり、Oracleから直接買うことはできない。Oracleの代理店は以下のURLから検索することができる。
Oracle Technology パートナー一覧
特定のベンダーとおつきあいがない場合は、上記のパートナー一覧から選んで、見積りをとって購入という流れになるかと思う。
何かライセンスのことで困ったら、Oracle Direct へ電話してみるといい。
oracle_license_02.jpg
より詳しく知りたい方はこちらへ

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