ねじの回転 – 恩田 陸 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

ねじの回転 (新潮文庫)
ヘンリー・ジェイムズ
新潮社

「不一致。再生を中断せよ。」
近未来の国連によって、もう一度歴史をなぞることになった2.26事件の首謀者たち。
彼らは国連の意図に反して、かつての昭和維新を成功させようとするが・・・
恩田陸渾身の歴史SF。

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書評・レビュー・感想

【二・二六事件】

1936年2月26日、陸軍皇道派青年将校らが国家改造、統制派打倒を目指し、約千五百名の部隊を率いて首相官邸などを襲撃したクーデター事件。内大臣斎藤実、大蔵大臣高橋是清、教育総監渡辺錠太郎を殺害、永田町一帯を占拠。翌日戒厳令公布。29日に無血で鎮圧、事件後、粛軍の名のもとに軍部の政治支配力は著しく強化された。

ひさしぶりの SF小説。
舞台は近未来の日本と昭和初期の日本。
2.26事件の大枠は日本史にて習ったが、詳細な情報は持っていなかった。
そのため、事件の首謀者、鎮圧する陸軍幹部、首相を守る秘書官、海軍、昭和天皇などそれぞれの立場での考えや行動、心理が詳細に書かれていて非常に興味を引かれた。
SFの部分はもちろん良かったが、青年将校と陸軍幹部との交渉過程などSF要素以外の歴史の部分が単なるおまけではなく小説の構成要素として重要になっておりお勉強ものとしても楽しめる。
場面場面を切り取り、時間差を利用して配置する典型的な手法ではあるが、基本がきっちりできている感じがして安心して楽しめた。
ハッカーが絡んでくる部分などはなくてもよかったかな程度であるが、物語に勢いをつける為には必要だったんでしょう。所詮、魔法など人間には福音とならない。
500P弱と結構厚めではあるが、ぐぐっとのめり込めるため勢いさえあれば読みこなせる。
私はだいたい5時間ってところでしたね。
高校生の時に読みたかった本ですね。
(過去ブログからの転載シリーズ)

本エントリーは、過去に運営していたブログから転載したものであり、一部書き直しならびに追記をしてあります。

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