海潮寺境内の仇討ち – 古川 薫 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

・夜叉と名君
・ぐみの実
・殿中松の廊下
・海潮寺境内の仇討ち
・摩利支天に祈れ
・カペレン海峡の絵馬
・汚名
・婿入りの夜

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書評・レビュー・感想

仇討ちものが好きだなあと自分でも思う。
なんでなんだろうか?よくわからない。
仇討ち物というよりは歴史物の短編集が好きなのかもしれない。
なんといっても質が高い。
「夜叉と名君」は島津斉彬の暗部をうまく照らした作品。
正直面白い。ぐいぐいいける。
「殿中松の廊下」は赤穂浪士の話ではないのが意外な作品。
内容はまあまあ。
「ぐみの実」は鍋島藩の「葉隠」がポイントになっている作品。
これもまあまあかな。
「海潮寺境内の仇討ち」は少し落ちる。残念。
「摩利支天に祈れ」は師に仕えるとはどういうことかを知る作品。
表裏をもって道を学ぼうとすると大成できないよ。と教えている。
「カペレン海峡の絵馬」と「汚名」はお勧めですね。
最後の締めに「婿入りの夜」は配置がGood。
間違って婿入りすることになった武士の物語であるが、心温まるほっこりとした作品に仕上がっている。本書のほかの作品とは趣がだいぶ異なるがそれが逆に映える形になっている。
全体を通して時代考証もしっかりしているように思われるし、小説としての質も高い。
歴史が好きな人ならぐいぐいぐいぐいといけると思う。
そういう人には是非。
(過去ブログからの転載シリーズ)

本エントリーは、過去に運営していたブログから転載したものであり、一部書き直しならびに追記をしてあります。

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