一下級将校の見た帝国陸軍 – 山本 七平 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

帝国陸軍とはいったい何だったのか?

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書評・レビュー・感想

この、すべてが規則ずくめで超保守的な一大機構を、ルソン島で砲兵隊本部の少尉として酷烈な体験をした著者が、戦争最末期の戦闘、敗走、そして捕虜生活を語り、徹底的に分析し、追及する現代の日本的組織の歪み、日本人の特異な思考法を透視する山本流日本論の端緒を成す本である。
  ・野砲班
  ・日本人の「片付ける」の精神
  ・仲間誉め
  ・員数主義
  ・事大主義
この中で特に員数主義は、形式主義つまり虚構であり、リアリティが追求されるはずの軍隊で、実数主義と対をなしながら帝国陸軍を支配した主義の説明が詳しくされている。そしてこの員数主義は、現代でもみられる日本人の特徴であると著者は書いている。
現代においては、
  ・員数答弁(言葉の辻褄をあわせただけ)
  ・粉飾決算(数字の辻褄をあわせただけ)
というようなことが起こっている。
面白かったが、読むのに時間がかかった。特攻隊などの本は読んだが、フィリピンで終戦を迎え人の本ははじめて読んだ。個人的な感想だが、特攻隊で死んだ人と、フィリピンなどの国外で死んだ人はかなりの違いがあると思う。思考停止を自ら行ったのか?外的要因で行ったかなど違いは非常に大きいと思う。
(過去ブログからの転載シリーズ)

本エントリーは、過去に運営していたブログから転載したものであり、一部書き直しならびに追記をしてあります。

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