★★★☆☆[映画] 桜田門外ノ変 (レビュー・感想・解説・ネタバレ)

【この記事の所要時間 : 約 3 分

本作は、吉村昭の同名小説を原作に、襲撃の指揮を執った水戸藩士・関鉄之介をはじめとする襲撃者たちの、志を胸に事件へと至った過程、そして逃亡の果てに迎える運命を描いた壮大な歴史時代劇大作。その名は万民が知りながらも、背景や意義は今まであまり語られることのなかった「桜田門外ノ変」。その全貌が、当時の志士たちの想いが、憂国の時代を生きる全ての人々へのメッセージとして蘇る。

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レビュー・感想・解説・ネタバレ

完全ネタばれなので、映画未視聴の方は、決して読まないように。

桜田門外ノ変は、非常に有名な歴史的事実であるが、それに関与した人たちは有名とは言いがたい。維新はここから始まったとも言われるエポックメーキング的な事件であるのと対照的である。

この映画では、桜田門外ノ変にかかわった人たちにスポットライトを当て、事件に至る経緯や事件後についてが撮影されている。キャッチコピーは「幕末リアリズム。日本の未来を変えた、史上最大の事件。」となっている。

Wikipedia – 桜田門外ノ変(映画)

物語は安政4年(1857年)正月、水戸藩の門閥派の要人結城朝道の手足となって改革派と争っていた谷田部籐七郎が弟とともに捕縛され、水戸領内を護送されるところから始まり、遡って斉昭の藩主就任と藩政改革が描かれる。大老井伊直弼による水戸藩への弾圧、それに対し水戸藩士が井伊暗殺を企て、暗殺を成就するまで、その暗殺の次第が克明に描かれるが、井伊の死までで全体の2/3である。その後は暗殺後の彦根藩と幕閣、水戸藩の対応、井伊暗殺に呼応して薩摩藩が兵を挙げて京都へ上る計画が成らず、暗殺を企てた水戸藩士たちが失意のうちに捕縛、自刃、潜伏逃亡する様が描かれる。物語は文久2年(1862年)5月11日の関鉄之介の斬首で終わり、その後のことが簡潔に記されて締めくくられる。

桜田門外の戦いのシーンはリアリティがあるように感じた

この事件から歴史が動き始めたと思いながら観ると感慨深いが、1人の首を取るのにいかに大きな犠牲が必要かと、その犠牲と歴史的価値に比べると登場人物たちが後世の多くの人に記憶されるほど名を残していないことを思わずにはいられなかった。



桜田門外ノ変

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