金町浄水場から乳児の飲用に関する暫定的な指標値を超過する濃度の放射性ヨウ素が測定されたことの影響

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水道水の放射能測定結果について – 平成23年3月23日 東京都水道局魚拓

このたび、東京都水道局金町浄水場の浄水(水道水)から、下表のとおり、食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値100Bq/キログラム(※ 乳児による水道水の摂取に係る対応について[平成23年3月21日健水発第2号厚生労働省健康局水道課長通知])を超過する濃度の放射性ヨウ素が測定されました。※別紙(PDF形式:103KB)参照
23区及び一部の多摩地域の都民の皆さまには、乳児による水道水の摂取を控えて頂くように、お願いいたします。なお、この数値は、長期にわたり摂取した場合の健康影響を考慮して設定されたものであり、代替となる飲用水が確保できない場合には、摂取しても差し支えありません。今後も、濃度の変動を引き続き監視し、公表してまいります。

平成23年3月22日9時に採水された金町浄水場の浄水から飲料水中の放射性ヨウ素に関する乳児の規制値を超える210ベクレル/キログラムの放射性ヨウ素(ヨウ素131)が検出された問題であるが、その後、日本小児科学会、日本周産期・新生児医学会、日本未熟児新生児学会ならびに日本医学放射線学会からその影響についての見解が発表されている。
日本小児科学会、日本周産期・新生児医学会、日本未熟児新生児学会
「「食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値100Bq/キログラムを超過する濃度の放射性ヨウ素が測定された水道水摂取」に関する共同見解」
http://www.jspnm.com/Shinsai/docs/d110325_3.pdf

1) 母乳栄養の児では、母親は制限なく食事を摂取し、母乳栄養を続けてください。
2) 人工栄養の児では、ミネラルウォータを費用してミルクを調整することは可能ですが、煮沸し適温にしてから使用します。一部の硬水では、粉乳が十分に溶解しないことがあります。また、硬水には多くのミネラルが含まれており、乳児に過剰な負担を与える可能性があります。この場合には、水道水を用いる方が安全です。
3) 離乳食を摂取している乳児では、水分摂取は離乳食からも可能なので、人工乳の量を減らすことは問題ありません。
4) 人工乳のみを摂取している児で、代用水が確保できない場合には、通常通り水道水を使用して下さい。

日本医学放射線学会
「妊娠されている方、子供を持つご家族の方へ−水道水の健康影響について」
http://www.radiology.jp/modules/news/article.php?storyid=912

Q1)妊婦が乳児の基準を超える放射線量を含む水を飲んだ場合は、おなかの子には影響はでないのでしょうか。また、選べるとしたらどのような水を飲むように気をつければよいでしょうか。
A1) 3月23日に、東京都水道局が発表した、放射性物質の濃度の水を、お母さんが飲んでも、お腹のお子さんへの健康影響はありません。
安心して、今まで通りにしてください。

Q2)母乳のお母さんは乳児の基準を超える放射線量を含む水を飲んでも、母乳は大丈夫なのでしょうか。また、選べるとしたらどのような水を飲むように気をつければよいでしょうか。
A2)お母さんが飲む水に、今回のような、ごく僅かな量の放射性物質が含まれていたとしても、母乳には、それよりも、さらに少しの量が含まれるだけです。現在のように、大人に適用している基準値以下の場合に、乳児の基準値を超えることはありません。従って、その他の水を探す必要もありません。

Q3)水の煮沸、ろか、長期間の保存で放射線量は減るのでしょうか。減るとした場合、どの程度減るのでしょうか。あるいはそもそも水の放射線量を減らす方法はあるのでしょうか。
A3) 放射性物質は、いつまでも放射線を出し続けるわけではありません。放射性物質から出る放射線の量は、時間とともに少なくなります。水道水に含まれていたヨウ素は、8日程度立てば、放射線量は半分になります。どうしても気になる方は、一晩汲み置いて使うだけでも放射線量は減ります。

Q4)基準を超える水を料理に使用して料理を乳児に与えることは、問題ないでしょうか。また、何歳から大丈夫なのでしょうか。
A4) 今回問題となった基準値は、赤ちゃん向けの、ミルクを調製すために用いる水を対象としたものです。非常に厳しい数値で、水道水の値がこれを超えたからといって、お子さんの調理だけ別のお水にする必要はありません。お子さんの健康に影響が及ぶことはありません。

東京都でも今回の件について「水道水の放射能に関するQ&A」というページを設けている。
http://www.metro.tokyo.jp/SUB/EQ2011/water_qa.htm
全体的にいっていることは、「妊婦、胎児、乳児への健康影響は心配ない」ということみたい。

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