デマンド交通が社会に普及してきたようだ。

【この記事の所要時間 : 約 3 分

asahi.com – バスのダイヤも予約次第 「デマンド交通」で効率化(魚拓1,魚拓2

路線バスでは採算があわない地域で、予約に応じて乗り合いのバスやタクシーを走らせる「デマンド交通」が広がっている。国土交通省によると、すでに全国で160を超す市町村が導入済み。「交通弱者」の高齢者の足を守りつつ、運営する自治体の負担を減らすのが狙いで、ハイテクを活用して予約や配車の効率を高める研究も進む。

学生時代、この手の「デマンド交通」の研究をやっていたので、社会ですでに運用され実績も出ているという記事を見て、少しわくわくした。東大がシステムを作ったようだ。

東大のシステムの特徴は、多くの乗客を相乗りさせつつ、予約した到着予定時刻を守る仕組みにある。コンピューターは所要時間に数分~30分程度余裕のあるダイヤを組み、バスが早めに乗客を迎えに行く。途中に相乗りがなければ、到着予定時刻より早めに着く。途中に新たな予約が加わった場合、多少の回り道で済むなら、元の到着予定時刻に遅れない範囲でルートを変え、新たな乗客を乗せる。バスの現在位置は全地球測位システム(GPS)で管理し、予約の追加や変更にも柔軟に対応できる。

ダイヤ作成システムは結構複雑で、デマンドの要素が入るとさらに複雑さを増すので、現実への適用段階でさまざまな問題点があると思っていたが、それをカバーする仕組み(アルゴリズム)を使っているのだろうと思われる。
デマンドバスが必要なところは、もともと採算があわない場所なので、需要が一定以下になっている。そういう場所なので、そもそも儲かる商売ではなかったので、バス会社はこういった研究を行わずに、補助金をもらって通常の路線バスを運行していたが、大学で研究がすすんだことにより、自治体は補助金をそれほど出さずに、交通弱者を守れるようになっていくのだろうと思う。
これは日本だけでなく、世界的な過疎地域に展開できる手法なので公的部門で取り入れられていくだろうと思われる。課題として、高齢者が携帯電話やパソコンの操作に不慣れなことがあげられるが、これは時間が解決する(技術的にも心理的にも)だろうと思われる。

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