★★★☆☆[映画] フラガール (レビュー・感想・解説・ネタバレ)

【この記事の所要時間 : 約 3 分

昭和40年、閉山の危機が迫る炭鉱町。まちを救うために炭鉱会社が構想したのが、フラダンスショーを目玉にしたレジャー施設の建設だった。ダンスを教えるため、東京から呼び寄せられた元花形ダンサーは、始めは馬鹿にしていたが、ひたむきな炭鉱の少女たちの熱意に魅せられ、次第に忘れかけていた情熱を思い出し…。李相日監督×松雪泰子主演で贈る愛と勇気のエンターテイメントショー。

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レビュー・感想・解説・ネタバレ

完全ネタばれなので、映画未視聴の方は、決して読まないように。

2006年9月に公開された映画であるが、エンターテイメントとしてなかなか面白かった。松雪泰子の演技がなかなか良かった。もともとバレエなどを幼少の頃にやっていたためダンスに見ごたえがあった。

知っている人も多いと思うが、この作品は実話がモデルとなっており、松雪泰子が演じる常磐ハワイアンセンターで専属フラチームを養成した平山まどかは、カレイナニ早川さん(早川和子)がモデルとなっている。

映画「フラガール」でダンス教師役のモデルとなった カレイナニ 早川さん(本名:早川和子)魚拓

1965年に同センター付属の舞踊学院の講師として招かれ、炭鉱町の少女たちをゼロからダンサーに育て上げた。その一方で、レッスンの合間に生徒と学院を抜け出し、一緒に怒られたこともしばしば。こうした良い意味での“遊び”がなかったら、今まで講師は務まらなかったと振り返る。

そして、炭鉱閉山後の事業として作られたのが、常磐ハワイアンセンター(現在:スパリゾートハワイアンズ)である。

1950年代後半、炭鉱の斜陽化により炭鉱事業の収益は悪化しており、新たな事業への展開を余儀なくされた常磐炭鉱(後の常磐興産)では、『日本人が行ってみたい外国ナンバー1』だった「ハワイ」に着目する。炭砿で厄介物扱いされていた地下から湧き出る豊富な温泉を利用して室内を暖め、「夢の島ハワイ」をイメージしたリゾート施設「常磐ハワイアンセンター」の建設を計画。1964年に運営子会社として常磐湯本温泉観光株式会社を設立、1966年にオープンした。
新たな収益源とすることや、常磐炭鉱の縮小および閉山による離職者の雇用先確保の対策としてプロジェクトが進められたものの、立ち上げる前から社内でも先行きを疑問視する声が強く、炭鉱の最前線にいた社員たちの転身にも根強い反対もあり、「10年続けば御の字」という悲観的な見方すらあった。最終的には当時の常磐湯本温泉観光社長(常磐炭鉱副社長兼務、後に社長)の中村豊が押し切る形で事業を進めた。
常磐音楽舞踊学院を設立し、自前でフラダンス、ポリネシアンダンスの本格的なダンサーを養成するなど、南国ハワイに拘ったシチュエーションが評判を呼び、さらに高度経済成長を遂げる日本に於いて、海外旅行が自由化されたものの、庶民には海外旅行など高嶺の花という時代であり、手軽に雰囲気を楽しめることなどから人気リゾート施設(この当時には『リゾート』という言葉はなかったが)となり、この事業は成功を収めることになった。

家族で楽しめる映画だと思う。

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