HDR(ハイダイナミックレンジ)写真

【この記事の所要時間 : 約 5 分

photomatix04.jpg
露出補正にて自動的に明るさの異なる写真を撮影し、あとで一番好ましい明るさの写真を選ぶといった手法があり、このように撮影できる機能のことをAEB(Auto Exposure Bracketing : オートエクスポージャーブラケティング)という。
このAEB機能を利用してHDR(ハイダイナミックレンジ)写真というのを作成することができる。このHDR写真とは、複数の露出で撮影した写真を合成して、光の露出を良いとこどりで仕上げた写真のことである。一般的なデジタル一眼レフならAEBの機能がついているかと思うが、撮影した複数の露出での写真をHDR処理するツールが必要になる。それが、photomatixである。トライアルなら無料で利用できる。
このページの一番上の写真は、以下の3枚の写真(-2から+2まで露出を変えて撮影したもの)から合成したHDR写真である。
photomatix01.jpg
photomatix02.jpg
photomatix03.jpg
photomatixに関する使い方は、HDRiな生活というサイトに詳しい。
photomatix各パラメータの感覚的説明。

Strength

photomatixの全パラメータの適合割合。なるべく不自然に見せたくない人は、この値を小さくすると控えめな写真になる。特にデジタル写真のダイナミックレンジの限界を知る人が見ると、ちょっと焦らす作品になる。何気にコレはキモのような気がしてきた昨今。

Color Saturation

photomatixは基本的に色情報を濃くします。特に夜景写真等は少しでもホワイトバランスが狂っていると、真っ青になったりオレンジ一色になったり。極端にカラフルに見せたくない場合はこの数値を下げるとよりナチュラルな写真ができる。

Light Smoothing

光(黒潰れじゃない色情報)をスムーズにするパラメータ。低くするとディテールカラーコントラストが上がり、ありえない質感が可視化される。 photomatixを弄びはじめた初期はコレを低く設定したい衝動に駆られるが、スグに飽きる。後処理で部分的にマスクをかけたりしない絵であれば、3段階目より上の方にした方が無難。

Luminousity

あんまり使いどころの分からない明度パラメータ。このサイトのほとんどの写真は最大値(10)で処理してる。

White Point

白(R:G:B=255:255:255)に近い色からどんどん白にしていくパラメータ。HDR だけど、あえて白飛ばし表現したい時に用いてる。

Black Point

黒(R:G:B=0:0:0)に近い色からどんどん暗くしていくパラメータ。HDR だけど、あえて黒潰れを表現したい時に用いる。目盛りの見た目は比例式だが、実数値は対数的に目盛りが刻まれているところに作者の気遣いを感じる。バージョン3になってから下の方のコントロールがシビアにコントロールできるようになっている。気がする。WhitePointも同様。

Gamma

各基本色の強さを調整して「白は白で表示する」ように補正をかけること。写真の中の白飛び部分を白として設定すれば問題無し。しかし往々にして HDR合成は「写真内に白飛びの存在は許せねぇ」輩で弄ばれる事から、HDR作品の個性に繋がるパラメータのひとつとなっている。

Temperature

色温度。安易な方法だが、「自分にはこの色の情景が見えた」と確信するのであれば、冷たくするも熱するも自由。ただ、出来上がった物をズラっと並べたときにこの値が大きく違うと一貫性がなく、美しく見えない。けどまぁ好きずき。

Saturation Highlights,Saturation Shadows

ハイライト、シャドウ部分に近いところの彩度をコントロールする。HDRで個性を表すところの要因ではあるけれど、いじりすぎると例によってダイナミックになるが飽きの早い運命に。

Micro Contrast

明暗のコントラストパラメータ。写真をパキっと表現したい時に使用。基本的に上げれば上げる程インパクトの強い写真になるが、飽きの早い出来映えになる諸刃のパラメ。

Micro Smoothing

写真がディテール部分までしっかり写り込んでいて、それを表現したい時にはいじるべきではない値。ただ、HDR合成はゴミやノイズも大幅に増幅させるので、2〜3くらいはたまに使うくらい。逆にわざとのっぺりさせたい時は全開でかける。

Hghlights Smoothing, Shadows Smoothing

ハイライト、シャドウ部分付近の階調を緩やかにするためのパラメータ。雲の禍々しさを表現したい時に微調整するくらいしか使用しない。当サイトの写真はほとんど全てゼロ。

Shadows Clipping

シャドウに近い色の箇所を完全なシャドウにしてしまうパラメータ。コレもほとんど使わない。

数値をいじることで以下のようなHDR写真にすることもできる。少しイラストっぽい感じかな。「HDRiな生活」というサイトにはHDR写真がたくさんあってとても面白いものが多い。
photomatix05.jpg

canon_eos_kiss_x4_body.jpg sigma_30mm_f1.4.jpg
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