【この記事の所要時間 : 約 2 分】
カトリックの総本山であるヴァチカン市国には、歴代法王による世界有数の芸術作品が集まっている。そのコレクションがあるのが、ヴァチカン美術館である。
Wikpedia – ヴァチカン美術館
バチカン美術館 (Musei Vaticani) は、ローマ市内に位置するバチカンにあり、歴代ローマ教皇の収集品を収蔵展示する世界最大級の美術館である。サン・ピエトロ大聖堂の北側に隣接するバチカン宮殿の大部分を占める巨大な美術館である。500年以上の歴史をもつバチカン美術館は、新旧さまざまな美術館の複合体であり、イタリア語の館名は単数形のMuseoではなくMuseiと複数形になっている。
非常に巨大な美術館であり、1つ1つ丁寧にみていくと1日では全然足りない。
ラオコーンの彫像である。女神アテナが海から巨大な2匹の蛇を呼び、ラオコーンと彼の二人の息子を殺したという逸話から作られている。紀元1世紀ごろの作品である。
ペルセウスの彫像である。ペルセウスとは、ギリシア神話に登場する英雄である。アテナの楯、ヘルメースの翼のあるサンダル、ハデスの隠れ兜などを身につけて、メドゥーサの首を取ったといわれている。
ミケランジェロの「最後の審判」があるシスティーナ礼拝堂である。ここは、写真撮影が禁止されているため写真はないが、最後の審判だけでなく、側面には、キリストの一生を表現した壁画とモーゼの一生を表現した壁画があり、非常に見ごたえのあるところだった。
ベルニーニのデザインにより1667年に完成したサン・ピエトロ広場である。284本の円柱の上に140体の聖人の姿がある。ローマ教会の初代教皇である使徒ペトロ(ピエトロ)は、このあたりで逆十字架にかけられて死んだといわれている。
聖ペトロの墓の上に建てられたのがサン・ピエトロ大聖堂である。ブラマンテにより着工され、ラファエロやミケランジェロが取組み、1626年に完成している。
Wikipedia – サン・ピエトロ大聖堂
キリスト教の教会建築としては世界最大級の大きさを誇る。床面積2万3,000m²。北に隣接してローマ教皇の住むバチカン宮殿、バチカン美術館などがあり、国全体が『バチカン市国』としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。
サン・ピエトロ大聖堂は世界最大級の教会堂建築である。