イタリアの旅 – ナポリ (前編)

【この記事の所要時間 : 約 4 分

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ナポリは、人口120万人の南イタリア最大の都市である。古代ギリシアをはじめ、フランスやスペインなどの外国勢力に統治されていたことが多かったためさまざまな文化が融合した街になっている。
上の写真と下の写真を見比べるとわかると思うが、この街では場所によって階層が大きく違っている。上は移民や下町っ子が住んでいる旧市街で、下が王宮や5つ星ホテルなど海・港が見える新市街である。もちろん新市街の方がキレイである。
ガイドブックなどでかかれているようにバスやトラムではスリが非常に多いようだ。ぎゅうぎゅうずめのバスなどでは、ズボンのポケットに手を入れてきたりする。観光客を狙っている感じがした。
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Wikipedia – ナポリ

「ナポリを見てから死ね」(日本のことわざでいうところの「日光を見ずに“結構”と言うな」)と言われるほど風光明媚な土地としても知られる(但し、現在では「ナポリが死なないうちに見ておけ」という皮肉の意も含まれる)。ナポリ市の人口は約100万で、ナポリ都市圏の人口300 万だが、古くから過密が社会問題になっている。イタリア以外の外国人が想像する輝く太陽と温暖な気候、陽気な人々というイタリアのイメージは、この都市が元になっている。その一方で、今日でもカモッラによる影響が強い都市としても有名である。

ナポリに来て思ったことが、移民の多さと街の汚さである。ナポリ中央駅の前には大量の黒人系や中華系の移民が屋台で偽ブランド品や雑貨などを売っており、そこらへんにゴミがちらばり、空気がよどんでいて、とてもホコリっぽい。ミラノやフィレンツェとは大違いである。
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ミラノのガレリアと似たアーケードがナポリにもある。こちらは、ウンベルト1世のガレリアであり、ショッピングアーケードとなっているが、ミラノと比べるとミラノに軍配をあげざるを得ない。ショッピング街としてもこちらはとても静かな感じだった。
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ナポリ中央駅からは街に向けて2本の通りがあり、旧市街に向いているのが、カルボナーラ通りで、新市街に向いているのがウンベルト1世通りである。カルボナーラ通りというのは非常にわかりやすく、覚えやすい。宿もカルボナーラ通り沿いにあった。
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半円形のサン・フランチェスコ・ディ・パラオ教会があるプレビシート広場である。ここは、19世紀はじめにナポリを支配していたブルボン家の人間が建設したと言われている。の広場の前には、歴代のナポリ王の居城となった王宮がそびえたっている。
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プレビシート広場から徒歩10分ほど、サンタ・ルチア港の埠頭に建てられた「卵城」である。12世紀にノルマン王によって作られたらしい。「ナポリを見て死ね」という言葉は、この城から見たナポリの風景だといわれている。ちょうど結婚式が行われていたみたいで、新郎新婦が卵城から出てきた。
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この卵城があるサンタ・ルチア港は、カンツォーネの名曲「サンタ・ルチア」で世界的に有名になったところである。防波堤付近にはレストランがずらっと並んでおり、いい雰囲気である。
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運よく卵城の中に入ることができ、城の中から見たナポリを眺めた。たしかにすばらしい景色である。ナポリは世界三大夜景の街として有名であるが、夜ここから眺めるときれいだろうと想像できる。写真では穴からのぞいた一部しか見えないが、海岸線からずらっとならぶ高級ホテルから丘の上まで一望できる景色はたしかに見ごたえがあった。
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このあたりからは、ヴェスヴィオ山を見ることができる。日本ではベスビオ火山といわれている。現在は噴火していない。海岸線沿いには、デートしているカップルがたくさんいた。バイクで乗り付けて海をずっと見ている人や釣りをしている人など港周辺は、ナポリ中央駅とはまったく違った雰囲気となっているのがまた面白い。
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