大前の頭脳 – 大前 研一 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

大前の頭脳 「産業突然死」時代を生き抜く知恵
大前 研一
日経BP社

少子高齢化、食料自給率の低下、防衛外交問題、学力低下、政治への無関心、若年労働者の非正規雇用、マスコミ低俗化、官製不況、地方自治の形骸化――。この国に迫りくる難題をどのように解決すべきか?どこにでもある統計情報からデータの裏にある事実を掘り下げ、課題に対して、目からウロコの独創的な解決策を導き出すまでの大前流・思考発想法を一冊にまとめました。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

書評・レビュー・感想

著者の大前研一氏が、Nikkeibp.netに「『産業突然死』の時代の人生論」として連載しているものを纏めたのが本書である。いつもの大前調である。経営者やエリートには受ける?受けそうな話ではあるが日本の大多数である庶民には受けない話が多い。そのためか経済面での成功は収めているが、政治面では失敗している。
世界は弱肉強食なんだから、その基準に自ら身をさらして甘えるなという持論はいいんだけど、それって実現性ある?って話が多い。日本で職がない人がインドや中国に行っても職はないし、その能力もない。けど甘えるな!という感じの話。
コンサルタントとか投資銀行系の人にありがちな現場感覚がないんだと思う。この現場感覚とはビジネスの現場というのではなく、庶民の実態という意味。著者には庶民(リストラされてハローワークで仕事を探しいる人やワーキングプアのシングルマザー、住宅ローンが払えずに苦しんでいる人など)が友人・知人にはいないんだろうと思う。だからこそ実感がないんだと思う。
「その人の友人を見れば、その人がわかる」なんてことが言われるが、著者の友人・知人はエスタブリッシュメントばかりなのだろう。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です