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イタリア人よりイタリア好きの著者、イタリア暦20年の篠利幸が、見て、聞いて、感じたイタリアを紹介します。その土地、土地での人とのふれ合い、歴史ある街、頑固に受け継がれている伝統。他では知らないイタリアがここにあります。著者のイタリア初旅行からごく最近までの、様々な出会いの物語。
書評・レビュー・感想
著者は、イタリアでの取材を重ね、書籍、雑誌等でフォトエッセイや記事などを発表しているフォトジャーナリストである。イタリアの街、人、食などを写真とともにエッセイ風につづっている。
イタリア通の人が読むと味わい深いのかもしれないが、イタリアに行ったことがない人がはじめに読むような本ではないかと思う。本書では、著者がどれほどイタリアの街や人を愛しているか伝わってくるが、イタリアを知るというよりは、イタリアが好きな写真家のことを知るという風になってしまう。
写真が好きな人は感じるものがあるかもしれない。
値段がちょっと高いので、中古で安ければ買ってもいいかと思う。