早期教育の効果

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早期教育効果は小学生で消える

内田教授の調査では、子どもの学力格差は親の所得格差ではなく、親子のかかわり方が大きく影響していた。たしかに「読み・書き」能力だけみれば、3歳では親の所得や教育投資額が多いほど高かった。しかし、その差は子どもの年齢が上がるにつれて縮まり、小学校入学前に消滅した。文字などの早期教育の効果はわずか、数年しか続かないのだ。
すでに内田教授は20年以上前に実施した調査で、3、4歳で文字を習得している子と、習得していない子との差は、小学校入学後に急速に縮まり、1年生の9月には両者の差は消えてしまうということを指摘してきた。また、別の研究でも、漢字の習得では、早期教育を受けなかった子どもとの差は小学校2年生ごろに消滅し、むしろ国語嫌いは早期教育を受けた子に多かったということもわかっている(黒田実郎、「保育研究」)。

4月26日号のAERAにやはりというか当然の調査結果が出ていた。小学校入学前に読み書きを習得するケースや幼児にパズル、フラッシュカードで毎日1時間以上の早期教育を行うケースなどがあるが、ほとんど効果がないどころか逆効果になることもあるらしい。
以前にも書いたが、重要なのは、「親が何をするか」ではなく、「親がどんな人か」という結論。ということだと思う。

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