昭和のエートス – 内田 樹 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

昭和のエートス
内田 樹
バジリコ

昭和二十年八月十五日という「断絶」を受け入れ、生き抜いてきた〈昭和人〉の規範に則るならば、格差にゆれ、市場原理に翻弄されるいまの日本は、いかなるものに映るだろうか? 〈昭和の精神〉から、わたしたちがいま学ぶべきことはなにか?生きるうえで必須であったはずの「貧しさに対する共感」のこと、負け方を忘れた日本人のこと、労働とは本来生き延びるための手段であること……。『「おじさん」的思考』の著者の真骨頂。いまの時代で失われてしまった〈昭和的なるもの〉への痛切なオマージュ。反時代的心象に彩られた、極上のエッセイ集。

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書評・レビュー・感想

内田先生のいつものコンピ本とは少し違った本である。ブログではなく、さまざまな媒体に寄稿した文章をまとめたものであるので、ブログコンピ本と作りは似ているが、内容には時節にかかわりないことが多いので、ゆったりとした感じで読むことができる。
・私的昭和人論
・貧乏で何か問題でも?
・喧嘩の効用
・団塊の世代からの発言
・負け方を習得する
・北京オリンピックが失うもの
・反時代的考察
・白川先生から学んだ二、三のことがら
・日本人の社会と心理を知るための古典二十冊
・改憲派に訊きたい二つのこと
・憲法を改正しないことがもたらす利益
・悲しみと恥の予感の中で
・なぜ私たちは労働するのか
・善意の格差論のもたらす害について
・市場原理から教育を守るために
・父の子育て
・学校なんか放ってほけ
・神戸女学院大学の生態学的地位
・惰性の手柄
・記号的な殺人と喪の儀礼について
・死者とのコミュニケーション
・日本属国論
・まず日本語を!
・『テレビの語法』の寒々しさ
・貧困層から効率的に収奪するビジネスモデル
・『モンスター親』は存在しない
・彼らがそれを学ばなければならない理由
・著作権についての原理的な問い
・情報と情報化
・頭を冷やすことの大切さ
・アジア的宗教性
・隠居の愉しみ
・お金と幸せ
・ブログという表現方法
・たいせつな本
・同時代人へのオマージュ
・無人島レコード
・ペット・サウンズの思い出
・アルジェリアの影
ひとつひとつのエッセイを別モノとしても読むことができるので、一気読みする必要はない。

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