世論の曲解 – なぜ自民党は大敗したのか – 菅原 琢 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

新進気鋭の政治学者が、印象論を排したデータ分析を駆使して、マスコミ報道の問題点や、世論調査を曲解して惨敗した自民党の迷走を描き出す。

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書評・レビュー・感想

なかなか面白かった。確かに小泉政権に対する有権者の評価の中身を、自民党は大きく誤解していたように思うし、現にまだしているのかもしれない。世の中の常として、自分に都合のいいことしか聞こえないという病はやはり政治にもあるみたい。
自民党が野党に転落してからの総裁選挙をみても、やはりまだ誤解していると思う。個人的にはあそこは党としての痛みはともなっても河野太郎を選んでおくべきだったと思う。
また麻生人気の謎については、完全にやられた。たしかに人気があると思っていたので、こういう勘違いを生むメディアというか小さな積み重ねというのは怖いなあと実感。
本書をさまざまなデータを元に推論を重ね、いくつかの主張を行っている。少し論文的な感じもするので苦手な人もいるかもしれないが、なかなか面白いので一度読んでみるといいかと思う。
自民党からの離党者を一本釣りすることで、参議院でも半数を確保してもなお、連立にこだわる小沢氏の考えも本書にあるようなリアルな選挙分析からなされているのだろうと思う。社民党が連立政権から離脱し、共産党が以前のように全選挙区に候補を立てるような流れになると民主党は危ない。

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