銭ゲバ – ジョージ秋山 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

銭ゲバ 上 (幻冬舎文庫 し 20-4)
ジョージ秋山
幻冬舎

貧乏だった蒲郡風太郎はいつもバカにされ、病弱だった母親は医者に見捨てられて死んでしまう。少年時代に金の絶対的な力をみせつけられた風太郎は、金のためなら手段を選ばない大人になっていく。そんな彼を人々は「銭ゲバ」と呼んで軽蔑したが、風太郎の金儲け道は止まることを知らなかった。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

書評・レビュー・感想

「銭ゲバ」とは、銭ゲバルト、つまりお金のための暴力闘争というような意味であるが、お金のために何でもする蒲郡風太郎を主人公にした社会派のマンガである。ストーリー展開が非常に荒削りなため、構成がしっかりしているとは言いがたいが、絵に迫力を感じる。1970年発表の作品らしく、昭和臭がただようが中身は非常に濃い。
さまざまな悪行を行い、一流企業である大昭物産の社長の座まで上りつめた風太郎だが、貧しかったころの恨みはいつまでも消えることなく、金への執着は益々強まった。この世に金で買えないものはない。そう信じて疑わない風太郎は、金の力を使って政界へ進出する。だが、欲しいものをすべて手に入れた彼を待っていたのは・・・・
蒲郡風太郎は悪逆非道であるが、一面では非常にピュアでナイーブである。ピュアでナイーブであることの恐ろしさを体現しているのかもしれない。

銭ゲバ 下 (幻冬舎文庫 し 20-5)
ジョージ秋山
幻冬舎

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です