生命保険のカラクリ – 岩瀬 大輔 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 3 分

日本の全世帯の9割が加入し、「住宅についで、人生2番目に大きな買い物」といわれる生命保険。1000万円近い「買い物」をしているのに、加入者はあまりにその仕組みや内訳を知らされていないのではないか? 従来、藪の中だった「生命保険のカラクリ」を、ネット生保の副社長が明快、解き明かす。かけ捨ては損ではない、保険料はどこも同じではない、保険にボーナスはない、途中でやめたら損とは限らない、などなど、セイホの常識をくつがえし、生命保険会社の舞台裏から、「保険にかしこく入るための7か条」まで。生命保険に入っている人、入ろうと考えている人、さらに保険業界で働く人、セイホに関わるすべての人たちのための「必読の書」。
第1章 生保のGNP―義理・人情・プレゼント
第2章 煙に巻かれる消費者―誤解だらけのセイホ
第3章 儲けのカラクリ―生命保険会社の舞台裏
第4章 かしこい生保の選び方
生保をさらによく知るためのコラム集
ネット生命保険の可能性―あとがきにかえて

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書評・レビュー・感想

僕のハーバードMBA留学記でおなじみの岩瀬 大輔氏の著作である。著者はハーバードでMBAを取得後、生命保険会社ライフネットを立ち上げ、同社の副社長となっている。
そのライフネットといえば、
ネット証券のようにネット専業の保険屋がたくさんでてくるのかもしれない。で触れたように、HP上で発表した「付加保険料率(生命保険の「原価」)の開示について 」が話題になっている。本書でもこの「付加保険料率」が出てくる。
以前読んだ医療保険は入ってはいけない! にもでてきたが、本書でも著者は、日本では、公的医療保険(健康保険)が充実しているので、民間の医療保険に入る必要がある人は少ないと書いてある。その通りだと思う。厚生労働省は、医療保険のCMには必ず、高額療養費制度についての説明を入れるように指導すべきかと。

医療費が100万円かかっても、実際の負担は9万円足らず。公的医療保障を使い切って貯蓄したほうが合理的です!

本書には、話題の勝間 和代氏のお金は銀行に預けるなに出てきた定期逓減型の保険について出てこなかったのが残念。ライフネットの商品に定期逓減型の商品がないためかもしれない。
定期逓減型の保険が完璧だとは思わないが、ある種、合理的と判断できるので、取り上げてほしかった。ライフネットで取り入れていない理由も含めて。
あとは、ソニー生命などで行われている喫煙リスク区分といったものがライフネットにない理由も知りたかったが、これについてもかかれてなかったのがちょっと残念。
ただし、内容は、生命保険業界をまじめに捉え、読者にわかりやすく説明しているので、非常に読みやすく勉強にもなる。生命保険で悩んでいる方は一度目を通しておいても損はないはず。

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