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江戸時代の正体を見抜くには何が必要か。出世競争に加え、リストラや官官接待さえもがあった武士たちの世界。自然災害や宗教事件に翻弄され、社会不況や外交問題に直面したあの時代の人々の息遣い。現代との類似と相違をもたらす時代背景を楽しく学びながら、その歴史的教訓をみる。さらに、江戸時代を探るための基本文献の解説からくずし字の読み方まで、史実の見方を親切ご指南。
第1章 武士とサラリーマン
第2章 江戸時代と現代
第3章 江戸時代“探検”の楽しみ方
書評・レビュー・感想
これまた山本博文氏のエッセイ風の江戸物語であるが、相変わらず、他の本からの流用が非常に多い、山本博文氏の本を一気に買ってしまったので、いまさら仕方がないが、エッセイ風の本は1冊で十分である。何冊でているかわからないが、たぶん2~3冊くらいの内容を流用したり、ちょっと膨らませたりして10冊分くらいにしている印象である。同じ話がたくさんでてくれば、「またか!」「また?」と思うようになるので、読後感は悪い。もうちょっとなんとかならなかったのだろうか?