ウェブは資本主義を超える – 池田 信夫 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

日本を代表する硬派ブロガーで研究者・ジャーナリストでもある著者が、1日最大3万ページビュー、1万5000人のユーザー数を誇る人気ブログ「池田信夫ブログ」の2年半にわたる記事を大幅に加筆・修正してまとめた。インターネットの草創期からウェブの「進化」を取材してきた経験から、ウェブによる「革命」はこれからが本番であり、資本主義を大きく変えるものになると予想する。既存の大企業、マスメディアの没落と、集権型から分権型への転換がキーワードだ。新聞、テレビ、官僚組織の病理、ネット右翼現象、2ちゃんねるの匿名問題などにも鋭くメスを入れる。

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書評・レビュー・感想

池田信夫氏のブログコンピ本である。
ざっと読んでみたが本書で引用していたハーバート・サイモンの言葉が印象に残った。

情報の豊かさは、それが消費するものの希少性を意味する。情報が消費するものは、かなり明白である。それは情報を受け取る人の関心を消費するのである。したがって情報の豊かさは関心の希少性を作り出し、それを消費する膨大な情報源に対して関心を効率的に配分する必要が生じる。

これは、「重要なのは過剰な資源ではなく、ボトルネックである」という経済学の原則にのっとり、何がボトルネックなのかについての言説である。
このあたりをあまり考えたことがなかったが、考えてみれば当然で、メインフレーム時代は計算機資源がボトルネックで人的資源が過剰であったため、人がコンピュータの利用時間を待っていたが、現在は、計算機資源が過剰で、人的資源がボトルネックであるため、人の時間を効率的に配分することが費用になる。
つまりグーグルのように「個人の時間を効率的に配分するテクノロジー」がもっとも重要なのである。
このあたりが、本書のタイトルにも利用されている。
読み物としてはなかなか面白かった。

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