ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論 – 小林 よしのり (書評・レビュー・感想)

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書評・レビュー・感想

天皇についての本。天皇という存在を真剣に考えたことがなかったので、いろんな意味で勉強になった。天孫降臨や天照大神、豊葦原瑞穂、神武天皇など個別のキーワードは知っていたが、それについてのつながりやストーリーについて知らなかったので、点と点がつながった感じがした。
天照大神は、高天原(たかまがはら)を治めていた。
高天原とは天上の世界のこと。
その天照大神の孫(ニニギノミコト)は、天照大神の神勅によって豊葦原瑞穂の国を治めることなる。
豊葦原瑞穂の国とは日本(または下界)のこと。
この天照大神の孫であるニニギノミコトのひ孫が初代天皇である神武天皇。
神武天皇から日本の天皇は一系統で続いてきたことを万世一系という。
つまり、天皇は、天照大神の系統に連なっているというのが神話である。
小林よしのりは、天皇を「エンペラー(皇帝)でも絶対者でもなく、祭司王」だという。確かに天皇の根本は祈りであり、祭礼である。本書の帯にもあるように「天皇は今日もあなたのために祈っている」。たしかにそう思わせるチカラが本書にはあるように思う。天皇は、四方拝、祈年祭、春秋の皇霊祭、神嘗祭、新嘗祭など年間30回にも上る祭祀を行っている。
また「万歳」の仕方というのがあるのを知らなかった。正式には手を上げる際には手のひらを前に向けるのではなく、両手のひらが向かあうようにする必要があるとのこと。たしかに降参ではないのだからそのような様式があってしかるべきだと思うが、万歳のやり方など誰も教えてくれなかったなあ~。そもそもやる機会がないが・・・
天皇ならびに日本という国を考えるきっかけになる。
国歌の意味とは?君が代の君とは?
「君が代」は、明治時代に大山巌が、その歌詞は古歌から選ぶべきだということで、古今和歌集の原歌(もとうた)からひっぱってきたとのこと。その原歌は、

わが君は 千代にましませ
さざれ石の いはほとなりて
苔のむすまで

という「よみ人しらず」に出てくる長寿の歌である。
これに曲がつけられて明治13年に明治天皇の前で正式に奏楽されたとのこと。

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