なぜゴルフは練習しても上手くならないのか – 児玉 光雄 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 3 分

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書評・レビュー・感想

過去20年以上にわたり臨床スポーツ心理学者としてプロスポーツ選手のメンタルカウンセラーを務めている児玉光雄氏の本である。基本的には、メンタルテクニックをもっと利用しろ!という啓発本である。
序章 : スイングを改良しなくてもあなたは劇的に上達できる。
1章 : あなたの上達を阻んでいるメンタルの壁を取り払おう。
2章 : 脳のイメージング機能を活用させよう。
3章 : ゴルフ脳を洗練させるメンタルテクニック
4章 : これが最新のメンタルテクニック
5章 : 最高の心理状態をつくるメンタルテクニック
6章 : イメージング機能を高めてショートゲームの達人になろう。
7章 : パッティングの達人になれるメンタルテクニック
8章 : 小田孔明スペシャルインタヴビュー
1章に出てくる「パフォーマー・スキルを身につける5つの習慣」はとても大事だと思った。

1.「もっとうまいゴルファー」を真剣に演じながらプレーしよう
2.ウッズやソレンスタムの堂々とした仕草や態度を真似しよう
3.ミスしたあとも勝者の態度を維持しよう
4.ナイスショットを打ったとき本来の実力が出たと考えよう
5.日ごろから胸を張って自信に満ちた仕草を取り続けよう

自分にできていないなあと思ったのが、「イメージに時間を使う」という部分である。たしかにイメージするのはほんの少しで、アドレスをとってから時間がかかっている。これではいけない。もっとショットの落とし場所やボールの軌道をイメージすることに時間を使おうと思う。そして、プリショット・ルーティンとポストショット・ルーティンを確立しなくてはと思った。
視線コントロールと深呼吸を併用するテクニックで出てきた腹式呼吸は、メンタルに影響を与える部分が大きいのでとても参考になるし、実際やってみるとたしかに効き目がありそうなので、引き続き、取り入れていきたいと思う。
これはゴルフ以外でも応用できるかと思ったのが、「目標設定理論」である。
目標設定に関する有名な実験により生まれた「マクルランド理論」はいろいろなところで使えそうだ。
実験では、達成確率60パーセントの目標を掲げたときに、人間のやる気は最高潮になることが判明している。ゴルフでの実験結果では、7パーセントスコアを縮めるという目標を設定したグループが、それよりも低い目標を設定したグループあるいはそれよりも高い目標を設定したグループよりも、実際のスコアがよかった。ただし、実際に7パーセントスコアを縮めたというとそういうわけではなく、約4パーセント縮めただけだったが、それでも他のグループでこれほど縮めたグループはなかったとのこと。
つまり、適正な目標スコアの設定の最大の目的は、そのスコアを達成するためにあるのではなく、最高の心理状態でプレーすることにあるとのこと。もちろんこれはあくまでひとつの実験結果であるが、とても参考になるかと思う。

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