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書評・レビュー・感想
シェイクスピア四大悲劇の一つであり、四大悲劇中最も壮大な構成の作品との評もある「リア王」であるが、マンガでよむと、ひどいの一言につきる。話が飛んでいるのかつながりがない部分があったり、なにかとうとつであったり。非常に残念。
ブリテンの王であるリアは、高齢のため退位するにあたり、国を3人の娘に分割し与えることにした。長女ゴネリルと次女リーガンは言葉巧みに父王を喜ばせるが、末娘コーディリアの率直な物言いに、激怒したリアはコーディリアを勘当し、コーディリアをかばったケント伯も追放される。コーディリアは勘当された身でフランス王妃となり、ケントは風貌を変えてリアに再び仕える。リアは先の約束通り、2人の娘ゴネリルとリーガンを頼るが、裏切られて荒野をさまようことになり、次第に狂気にとりつかれていく。リアを助けるため、コーディリアはフランス軍とともにドーバーに上陸、父との再会を果たす。だがフランス軍は敗れ、リアとコーディリアは捕虜となる。ケントらの尽力でリアは助け出されるが、コーディリアは獄中で殺されており、娘の遺体を抱いて現れたリアは悲しみに絶叫し世を去る。
という概要だけ知りたいなら、Wikipediaを無料で読むのが一番効率がよいかと。
ひげをそっただけで、別人になったり、裸になって体にどろをつけるだけで、親が子どもを見分けられなかったりと細部が非常に稚拙な印象。