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書評・レビュー・感想
アメリカ文学を代表する作品らしいが、この漫画はかなり意味がわからないというかたぶん失敗作かと思われる。
1922年のアメリカ。中西部出身のニック・キャラウェイは、イェール大学を卒業後ほどなくして戦争に従軍し、休戦ののち故郷へと帰ってきた。しかしそこに孤独感を覚えた彼は証券会社で働くことを口実に、ニューヨーク郊外のロング・アイランドにある高級住宅地ウェスト・エッグへと引っ越してくる。隣の大邸宅に住んでいる人物は毎夜豪華なパーティーを開いている。青みを帯びた庭園には男たちや女たちが蛾のように集まって、ささやきやシャンパンや星明かりの下を行き交った。その屋敷の主がジェイ・ギャツビーという人物であると知り、興味を持つ。ある日、ニックはギャツビーのパーティーに招かれる。しかし、そのパーティーの参加者のほとんどがギャツビーについて正確なことを知らず、彼の過去に関して悪意を含んだ噂ばかりを耳にする。やがてニックはギャツビーが5年もの間胸に秘めていたある野望を知ることになる…
というのが概要だが、ただあらすじをなぞっただけにしか見えなかった。原書を読んだことはないが、村上春樹が翻訳しているくらいだからかなりいい小説なはずなのに・・・
本書を普通に漫画として読めば、無内容なうえに軽薄。非常に残念。