日本が名字大国である理由とは

【この記事の所要時間 : 約 3 分

種類の多さは世界トップクラス!?“名字大国”日本のルーツとは?

日本人の名字は、諸説あるが、15万種類以上もあるといわれている。まあ、よその国もきっと事情は同じなんでしょ? と思いきや、実はお隣の韓国では285種類ほどしかないらしい。また同様に中国も、約3500種類ほどしかないという。同じアジア圏なのに、名字の総数がこんなにも違うのはなぜ?

名字の種類が多い日本。韓国と中国は少ない。なぜか?この問いは結構いろいろなところでされるが、少し前に書いた 源朝臣徳川次郎三郎家康 とは? に答えがある。
日本に名字の種類が多い原因は以下の法令が原因である。

明治以前は、氏(ウヂ)、姓(カバネ)と苗字(名字)は別々のものであったが、上記の3つの法令により「氏(ウジ)=姓(カバネ)=苗字=名字」が一元化されることになり、全国民が新しい氏姓制度に統一された。

姓(氏)と名字(苗字)との違いは、

姓=氏が天皇(朝廷)から賜ったものであるのに対し、名字は自らが名乗ったものであるということである。

中国では、

姓は、その一族の先祖を指し示すもので、古代の中国では皇帝から授けられました。自分たちの先祖を敬う中国文化圏では、代々その姓を名乗り続けているため、種類が少ない。

とのことで、中国や韓国では、姓(氏)を使い、日本では名字(苗字)を使っているため種類の多さ、少なさといった違いがでる。この日本の氏姓制度の前ならば、多くの武士は、源○○であるはずである。
もし日本で、名字が姓(氏)に統一されていたとすると、藤原、菅原、源、平などかなり限定された種類になっていたかもしれない。

ちなみに韓国では、結婚しても先祖は変わらないからか、夫婦ともに姓は変えないとか。

これも、明治以前の日本であればごく普通であった。

氏の呼称は自己の属する血縁集団に基づいて名乗るものであり、婚姻によって本来所属していた家族集団とは違う氏に属する家族集団に移ったとしても氏を変えることはなかった。平(北条)政子が源頼朝の正室になっても「源政子」と名乗らなかったのはこうした考え方による。

この名字に関する疑問や質問がでるのは、日本人が、氏(ウジ)、姓(カバネ)、苗字(名字)、通称(字)、諱(イミナ)という制度から、氏名制度へ移行して時が経ち、過去の制度について国民がよくわからなくなったためかと思う。たしかに学校でも習っていなかったと思う。

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