「とある夫婦の離婚序章」をめぐって考えさせられた。

【この記事の所要時間 : 約 5 分

「はてな」の匿名ダイアリーで話題となっていた記事。
とある夫婦の離婚序章
これを読んでなんだか考えさせられた。
どう考えてもおかしいでしょ

匿名氏およびそれに肩入れしている人たちの陥穽は育児の負担を徹底的に軽く見ていることでしょう。未体験者かあまり育児をしていない人だとお見受けします。よく「家事と育児」と並べて語られますが、独身(&独居)時代が長く、かつ現在子育てに追われている私のような身から申しますと、両者は全然違います。
家事なんて、それ単独でみれば、どこまでも手が抜けるもんです。自分が許容レベルを落としていけばいいんだし。ポテチ食って夕飯終了~っていうことはよくありました。
しかし、子育ては違います。とにかく相手は24時間、少なくとも起きている間は対応を迫ってきますし、1歳代の子どもだと、もうアレですよ、ものすごく低度の緊張をベターっと親に強いてきます。しかも育児と一体になってこなす家事というのは、一体になっていない家事にくらべて恐ろしく大きなストレスがあるものです。批判派のエントリーのなかにある「平日に(同僚に嫌味言われながら)必死で定時で帰って子供迎えにいって、子供見ながら限られた時間で手早く家事をこなすのがどれだけストレスかほんとにわかってんの?たとえば子供つれて買い物に行く、これだけでも結構大変」なんて禿同ですよ。独身時代の家事感覚で語られると困るわけです。

この元記事に対する記事にも新しい認識というか既存の認識を改めさせられた。育児経験がないものとしては、たしかに家事と育児というのは並列に並べていた。しかしながら、上記にあるように、家事は自分次第でかなり手が抜けるが、育児はそうではない。これには納得感があった。
増田は奥さんの心境が全然わかっていない

増田は奥さんがなぜそういうことを言い出したのか、という原因がよく判っていない。少ない情報から推察するに、奥さんの不満は増田が「平日徹夜して好き放題仕事をしている」ことが原因だろう。育児放棄、家事分担はそれを口当たりよくしただけの「嘘」であって、これが真相。

これは、育児放棄、家事分担というキーワードであるが、問題はそこではなく、問題は「心」だというよくありがちがだ、当事者は見逃しがちなピットフォール。木を見て森を見ず。
とある夫婦の軋轢と誤帰属の働き

まず、たとえ専業主婦であっても、二人の子供を放置せずに相手をしながら生活をするのは、やったことのない者の想像を絶する大変さであるということは確認しておきたい。少なくとも私の想像力では、ストレスを溜めずにこんなことをこなすことができる人間は「特殊」な人間だとしか言いようがない。
1日も休まず24時間子供に縛られる。もちろん縛られるだけではなくてその責任も抱える。そういった目に見えない負担こそがストレスの最も大きい原因だと思われる。妻の口から出てくるこまごまとした不満は本質的な問題じゃない。だから、育児においては「手伝う」という意識ではダメだ。必要な意識は「共にやる」であって、それが妻に伝わることが必要なんだと思う。そうして始めて妻は365日24時間フルタイム稼動&待機という精神状態から開放される。

このあたりの感覚は、大きく認識を改めないと。と真剣に思った。そして、育児を経験する前に(するかどうかわからないが)知っておいて良かったと思った。

妻の問題は心理学的に言えば「誤帰属」の問題と言えるんじゃないだろうか。人は不満を感じたとき、その源泉を探す。理由を意識するより先に不満の感情があるというのが重要。感情の原因の推定を誤ることが、ここで言う誤帰属だ。人は不満の感情を吐き出すとき、そこに合理的な理由がないと後ろめたく感じてしまう。そこで、見えやすい理由を後付けして口から出す。これで理不尽な攻撃が完成する。これでは、言う方も言われる方も不幸だ。

この「誤帰属」については知らなかったが、たしかにそういった面が互いのミスコミュニケーションを誘発している感じはする。
元記事のトラックバックなどを読んで、どこかで出てきた以下のサイト。
頑張った重要度

男性は時間がかかったり、大変なことについては、重要度が高いと考えます。女性は時間がかかったり、大変だったりとかをあまり意識せず、それぞれの重要度は同じくらいと考えます。

このあたりは、勉強が必要かな。
離婚の原因は大きく2つに分類できる!

家庭内が原因のケース
まず家庭内における原因です。 性格の不一致であったり価値観の違い、子育てを手伝わない、家事を手伝わない、セックスレスなどがこれに当たります。 旦那さんというよりは奥さんの方が不満を持ち続けてついに我慢できなくなって離婚するというケースが多いようです。
例えば夫婦二人の時は良かったのに子供が生まれた途端ギャンブルに行くようになったとか、子どもと遊ぶ時は良いけれどそれ以外の育児に関しては一切関わらないだとかちょっとでも家事を手伝ってくれればよいのに全く無視してテレビを見ているなどが原因のようです。
性格の不一致や価値観の違いだと夫婦喧嘩の延長戦上に離婚があるように思います。 ただ、性格の不一致や価値観の違いというのはどちらかが我慢することになります。 その我慢の限界が来たときに離婚という形をとるようです。

家庭内が離婚の原因となるケースでは、「旦那さんというよりは奥さんの方が不満を持ち続けてついに我慢できなくなって離婚するというケースが多い」とのことなので、やはり注意が必要だと思う。

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