ペダル付きの原動機付自転車とは?

【この記事の所要時間 : 約 6 分

読売新聞 – 一見「アシスト」違法な電動自転車、大阪ミナミで横行

方向指示器やナンバープレートのないペダルの付いた原付きバイクが、大阪・ミナミの公道に横行している。
 電動アシスト自転車とは異なり、アクセル付きでペダルをこがなくても走ることができ、道路交通法上は、「ペダル付きの原動機付自転車」。大阪府警はすでにノーヘル、無免許による道交法違反や、整備不良による道路運送車両法違反で所有者らに警告を始めており、今後、取り締まる方針。
 警察庁によると、ペダルの付いた原付きバイクの扱いについては、原動機による走行だけでなく、ペダルのみの方法で走っていても原付きバイクの運転に該当するとし、使用者には運転免許やヘルメットの着用を義務付けている。また、方向指示器などがない場合、整備不良とみなしている。

とのことで、知らなかったが、違法な「ペダル付きの原動機付自転車」がかなりはやっているみたい。東京にいるせいかみたことがないが、大阪ではよく見かけるとの情報あり。(堀江周辺など)

大半は中国製で、価格は3万円~5万円前後。16~20インチの折りたたみ自転車風で、家庭用コンセントで約8時間充電すると15~20キロの走行が可能。最高速度は20キロ前後にもなる。

というらしく、ヤフオクで「電動 フルアシスト 自転車」とかで検索するとたしかに、3万円~5万円前後でいくつかでてくる。ちなみに「ペダル付きの原動機付自転車」というのは警察がつけた名称のようで、一般的には、フル電動自転車、フルアシストなどと呼ばれているようだ。
昔からあるモペットにかなり近い分類かと思う。ヨーロッパの映画などでたまにバイクにペダルがついていて学生などが街乗り用として使っているものがあるが、あれがモペットである。モペットは、日本と異なってヨーロッパでは無免許で運転できる国が多いため、自転車の代わりに普及していることが多い。モペットとフル電動自転車は、近い種類だが、別物であり、ヤマハの電動アシスト自転車などとフルアシスト自転車の違いは何かと調べてみると、「補助比率」というのがひとつポイントになっているみたい。
時代を読む新語辞典 – 「フル電動自転車」

電動自転車には2種類ある。「電動アシスト自転車」と「フル電動自転車」だ。両者ともバッテリーとモーターを搭載しているため、見た目には大きな違いがない。実はこれらを区別するのは、人力と動力の比率(補助比率)だ。
一般によく知られる電動アシスト自転車は、人力と動力の比率が最大でも「1:1を超えない」ことになっている(道路交通法施行規則第1条の3)。つまり人がペダルを漕ぐ力に対して、モーターの力が超えてはいけないのだ。この比率は時速15キロ以上で少しずつ小さくなり、時速24キロ以上でゼロになる。高速走行時には「人力のみ」となるのだ。
いっぽうフル電動自転車は、人力と動力の比率が「1:1を超えたもの」を指す。それどころか全くペダルを漕がなないまま、アクセル操作だけで前進するモード(フル電動モード)も持っている。このモードだけでも、時速20〜30キロの走行速度を得ることが可能だ。
そのためフル電動自転車は、自転車ではなく「原動機付き自転車」として扱われる。いわゆる原付だ。そこで、車体にはナンバープレートや方向指示器などの装備が必要になる。また運転には、免許やヘルメットも必要となる。もちろん自賠責保険への加入も必要だ。走行時には、原付の走行ルールに従わなくてはならない。

ただ、2008年12月1日から道路交通法施行規則の改正により、電動アシスト自転車の「補助率」が引き上げられたようだ。いままでは人力と動力の比率が最大「1:1」となっていたものが、「1:2」に補助率が引き上げられている。
12月から電動アシスト自転車の補助率引き上げへ

12月1日から施行される道路交通法施行規則の改正により、電動アシスト自転車の補助率が引き上げられることとなった。
補助率とは原動機が人の力を補う比率のこと。例えば人の力1に対して原動機で1の補助をする“1:1”の状態であれば、補助率は1となる。従来この補助率は最大1までと規定されていた。それが今回の改正で最大“1:2”の状態、補助率2までの引き上げが可能となった。補助率が1から2へ増したことで、補助する力が倍増したかのように感じるが、これはよくある誤解。実際に原動機が人の力をアシストする割合をみれば、最大50%→66.7%の引き上げに相当するので、1.334倍のパワーアップになる。

この道路交通法の改正によって電動アシスト自転車メーカーも新製品を出してくるかと思う。フルアシスト自転車を規制しながら、電動アシスト自転車の補助比率を上げる警察に対して以下のような意見を持っている人もいる。
フル電動自転車の公道使用を認めよ・・・電動アシスト自転車の補助動力アップを検討するのなら

電動アシスト自転車とフル電動自転車の違いは足で漕ぐ必要があるかどうかだけです。改正案で補助動力が2/3になれば、両者を実質的に峻別する根拠はさらに希薄になります。
 また、フル電動自転車が電動アシスト自転車に比べ安全性の点で劣っているという理由は見あたりません。速度に関しては、自転車扱いの条件を最高速度を20km/hとでもすれば、漕ぐと30km/h以上も出せる電動アシスト自転車よりも安全にすることができます。
 近距離の手軽な移動手段としてフル電動自転車が普及すれば車の使用が減って、都市の交通渋滞が緩和されるだけでなく、全体のエネルギー消費も減るという効果も期待できます。
 このように利点の多いフル電動自転車ですが、0.6kw以下の電動機をつけていれば現行法では原動機付自転車に分類されます。フル電動自転車を自転車と認めることが無理ならば、法を変えて時代の要請に応えることを検討してはどうでしょうか。社会のために法があるわけで、その逆ではないのですから。

たしかに安全面で問題がないならば(ここ重要)フルアシスト自転車を認める方向に法改正をしてもいいのかもしれない。モペットのようにガソリンエンジンではないので排ガス対策としてはいいように思う。次世代型という意味では、電気自動車よりもフル電動自転車(フルアシスト)の方が世界的には普及するかもしれないし、日本(特に都会)ではいいように思った。
まーただ現時点ではフルアシスト自転車はないな。
安全面が確保されて、法整備がされて、日本メーカーからフルアシスト自転車が発売されれば、検討の価値あり。
fullassist.jpg

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