下流社会 – 三浦 展 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 3 分


下流社会下流社会 - 新たなる階層集団の出現

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

書評・レビュー・感想

「下流」とは、単に所得が低いということではない。コミュニケーション能力、生活能力,働く意欲,学ぶ意欲,消費意欲,つまり総じて人生への意欲が低いのである。その結果として所得が上がらず、未婚のままである確率も高い。そして彼らの中には、だらだら歩き、だらだら生きている者も少なくない。その方が楽だからだ。
「下流社会」とは具体的にどんな社会で、若い世代の価値観、生活、消費は今どう変わりつつあるのか。マーケティング・アナリストである著者が豊富なデータをもとに書き上げた。階層問題における消費社会論。
女性の類型
 1.お嫁系
 2.ミリオネーゼ系
 3.かまやつ女系
 4.ギャル系
 5.普通のOL系
男性の類型
 1.ヤングエグゼクティブ系
 2.ロハス系
 3.SPA!系
 4.フリーター系
上記類型についてインタビューなどが載っていたが、女性のお嫁系が一番嫌だ。生理的に。なぜなら自分はリスクを負わずに利益だけを得ようという意識しかないからだ。それ以外はなんだかんだといってリスクを負ってリターン(自分なりの価値観で)を得ようとしている。
ほんとにお嫁系というのいるのかしらないが(社会学者がいるといってるならいるんだろうが)、いたら毛嫌いしそう。
山田昌弘氏の「希望格差社会」もそうだし、苅谷剛彦氏の「階層化日本と教育危機」でもそうだが、この手の階層についての社会論は読んでいて、ちょっとつらい。
うすうすそういう方向性だと認識していても、学者にそうだ!と裏づけされるとやっぱりちょっと悲しい。でも現実はそうなんだろう。
日本をゆっくりと後退してゆき、少数の上流と多数の下流に分かれていき、小さい頃から海外で暮らしながら、国際舞台で活躍するコスモポリタンと、「村」で気軽に過ごしたいという価値観のジモティに分かれていく。
そして「村」の治安が悪くなり、上流は敷地をゲート化する。
良い悪いのはなしではなく、そうなる可能性が高いのだろう。
いい予想はめったにあたらないが、悪い予想ほどよく当たる。まる。
備考1:
下流社会とアクセス解析
備考2:
バッファロー ’66 と 下流社会
備考3:「下流社会」の著者:三浦展氏の他著の紹介
以下の他著の中では、個人的には「検証・地方がヘンだ!―地方がファスト風土化し、液状化している!」がオススメ。ムックではあるが、なかなかわかりやすく解説している。地方についてのファスト風土化している写真などがたくさん載っているのがいいですね。

検証・地方がヘンだ!―地方がファスト風土化し、液状化している!

検証・地方がヘンだ!―地方がファスト風土化し、液状化している!


ファスト風土化する日本―郊外化とその病理

ファスト風土化する日本―郊外化とその病理


「かまやつ女」の時代―女性格差社会の到来

「かまやつ女」の時代―女性格差社会の到来

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です