国民クイズ – 大不況の日本を救うのは、国民クイズ体制しかない! – 杉元 伶一,加藤 伸吉 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

国民クイズ (上巻) (Ohta comics)
杉元 伶一 加藤 伸吉
太田出版
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書評・レビュー・感想

日本が地球上の土地を2割所有し、世界の中心となっている近未来。日本は議会制民主主義を捨て、個人の為の全体主義、国民クイズの勝利者が己の欲求をすべて充たすことができる世界へと変貌していた。どんな欲求でも勝利者の欲求は、全て日本国政府の国民クイズ省が責任をもってかなえてくれる。
『国民クイズ』は、加藤伸吉・杉元伶一によって かつて「モーニング」に連載されていたマンガである。
講談社モーニングKCで単行本全4巻が発行されたが、一度絶版となり、太田出版から全2巻の愛蔵版が発行されている。設定、台詞回しが現代社会へのアイロニーとなっているのが特徴のディストピア作品である。物語の設定の基本となっているのが「国民クイズ」であり、日本国憲法の第12章、第104条に規定されている。

日本国憲法
  第12章

国民クイズ(国民クイズの地位)

  第104条

国民クイズは国権の最高機関であり、その決定は国権の最高意思、最高法規として、行政、立法、司法、その他あらゆるものに絶対、無制限に優先する。本憲法もその例外ではない。

国民クイズの賞品は解答者が希望したものであり、さまざまなものがでてくる。それぞれの難易度によって目標得点が算出され、それを超えれば賞品をゲットできる。
・医師になりたい – 386,559点
・隣の奥さんを殺して – 1,106,482点
・とりあえず100億 – 1,559,802点
・自分に辞職勧告を出した会社の社長にさせろ – 348,915点
・愛犬のギルを捜して – 190点
・エッフェル塔が欲しい – 60,211,905点
・スペースシャトルに乗りたい – 274,605点
などなど。
国民クイズは、テレビ番組であり、テーマは、「民主主義はもういらない、あなたのための全体主義」である。このテレビ番組をメインに物語は進んでいく。途中にはさまれるCMも毒があってよい。
Wikipedia – 国民クイズ
関心空間 – 国民クイズ

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