医学部バブル – 河本 敏浩 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

医学部進学希望者には、二つの世界がある。それは国立大学を中心とする超偏差値エリートたちの競争が展開する世界と、学費が高額の私立大学医学部への入学を熱望する者たちが集う世界である。本書では、昨今の医学部入学の過熱状況と、その激しい学力競争の実態を分析、紹介していくが、この二つの世界の違いを明確にしながら、筆を進めていくことにする。この二つの世界は似て非なるものであり、切り分けて状況を整理しなければ、無用な混乱を招いてしまうからだ。―昨今の受験生の気質、学習指導の最前線を知る著者が、今、医学部入試で何が起こっているのか解き明かす!

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書評・レビュー・感想

2017年現在の医学部受験がどのようになっているのかを知るにはちょうど良い本である。
国公立と私立、研究医と臨床医という2つの世界ができる理由やその背景についてもしっかり説明されている。
第1章では、この医学部熱について書かれており表題と合致する。

第2章と第3章は、医学部というよりは大学受験ならびに勉強というものに論点が移る。ここは読み手によっては微妙かもしれない。
ただ著者がもともと予備校の講師であったことで書きたかった項目なのかもしれない。
特に第3章の「適正」について著者は自分の経験を踏まえてより強く訴えたいのではないかと感じた。

最後の第4章で医学部受験、医学生、医師の未来についての話に戻ってくる。タイトルの「医学部バブル」について知りたい方は、第1章と時間があれば第4章を読めば十分かと思う。ただ内容についてはすべての章で誠実に書かれており、好感がもてた。

良書!

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