ヘンタイ美術館 – 山田 五郎 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 3 分

ヘンタイ美術館
山田 五郎 こやま 淳子
ダイヤモンド社

巷の美術展が軒並みいっぱいになり、西洋美術に興味のある人口はとても多い昨今。けれどその実、本当のおもしろさがわからないまま、漫然と絵を眺めている人が大多数なのではないでしょうか。または次々開催される美術展のどれから行っていいのかさえ、わからない人も多いのではないでしょうか。

この「ヘンタイ美術館」は、美術評論家・山田五郎さんを館長に見立てた架空の美術館。美術に興味はあるけれどどこから入っていいのかわからない、という方々に向けた、西洋美術の超入門書です。「ルネサンス三大巨匠、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ。いちばんのヘンタイは誰だと思います?」教科書的な知識より、こんな知識の方が、実は知的に思われたり、ビジネス会話でもこんなネタの方が使えたりするのでは! ?ダ・ヴィンチやミケランジェロといった、有名美術家たちは、じつはかなりどうかしちゃってるヘンタイばかり。そんな人間くさい美術家たちのキャラクターにスポットを当て、わかりやすく解説。メインのページは、山田五郎館長の軽快な語り口と、コピーライターこやま淳子による美術シロウトな質問で構成された対談形式で、「美術展にはやく行きたくなる」「学校の授業もこうだったらよかったのに」と観客から大絶賛されたトークイベントを書き起こしたもの。

美術家たちの生涯やビジネスの方法、人間関係のあり方、はては性志向まで。わかりやすくカジュアライズした美術本は数あれど、「ヘンタイ」という誰もが興味を抱かずにはいられない切り口により、最後まで飽きずに読み進めることができます。

天才とヘンタイは紙一重の違い!? 西洋美術史が誇るヘンタイたちの競艶!

・ダ・ヴィンチの愛人は小悪魔ダメンズ?
・ミケランジェロは筋肉フェチのワーカホリック!
・セルライト歓迎? ぽちゃロリ大好き! デブ専ルーベンス
・病んだ心を刺激する!? レンブラントの呪われた名画
・ドラクロワと、中二病の仲間たち
・エロも思想もアナーキー! 革命家クールベ
・印象派のビッグダディ!? モネの大家族時代
・ハゲオヤジ効果で際立つエロティシズム、ドガ

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書評・レビュー・感想

とても面白い!良書だと思う。第二弾も出そうな感じがする。

内容としては、4部構成となっており、時代はルネサンスから印象派まで。

 ・ルネサンス(ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエ ロ)
 ・バロック芸術(カラヴァッジオ、ルーベンス、レンブラント)
 ・19世紀前期フランス芸術(アングル、ドラクロワ、クールベ)
 ・19世紀後半印象派(マネ、モネ、ドガ)

各時代の著名な3名の作品を紹介しつつ、作者背景や作品意義などを解説しており、山田五郎さん独自の妄想も含まれていて楽しく読める。

すばらしい。

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