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書評・レビュー・感想
投資のすすめ
・右肩上がりの時代は終わった
・生涯賃金から必要なお金を引くとマイナスになってしまう人が多い
・預貯金だけでは増えないので、株式や債券に投資するしかない
・個別の企業の株への投資は手間と時間、そして危険が伴う
・投資信託なら1万円から、たくさんの銘柄に分散投資できる
・月々5万円を年6%の利回りで積み立てると30年後には5000万円になる
投信の選び方
・投信はもともと分散投資されているので、ゼロになる心配はない
・資産形成にはアクティブファンドよりインデックスファンドがおすすめ
・手数料は確実な損失。販売手数料0%、信託報酬1%未満の低コストな投信を選ぼう
・販売会社がすすめる投信や人気投信が必ずしも良質な賞品とは限らない
・分配金を出す頻度や金額が少ないほうが資産形成に向いている
投信の買い方
・日本株式・外国株式・外国債券の3つに分散投資しよう
・最適な資産配分は、「日本株式40%、外国株式20%、外国債券40%」
・理想的な資産配分をすると年6%で運用できる可能性が高い
・自分の予算にあったコースを選んで月々の積立をスタート
・リスクを減らすには「銘柄分散」「時間分散」「長期保有」が有効である
投信を買う
・同じ商品を買うなら手数料の安い販売会社を選ぼう
・ホームページから証券会社・銀行で口座を開くことができる
・口座は「特定口座・源泉あり」がおすすめ
・投信は自動積立で買い付けるとよい
・半年に一度は資産分散のリバランスが必要
非常に基本的な内容ではあるが、やっぱり重要なのは以下。
米国にある世界最大規模の投信運用会社、バンガード・グループ・インクが過去40年間のデータを集めて「長期投資の結果に最も影響を与えるのは何か」について調査したところ、「株式や債券、預金などの資産をどういう割合で持つかという資産配分で投信結果の約77%が決まる」という結論がでているのです。
長期投資でのインデックスファンドの重要性は理解していたが、もっと重要なことが「資産配分」であるとは知らなかった。それを知っただけでも本書を読んだ価値はあったと思う。