稼げる投資家になるための投資の正しい考え方 -歴史から学ぶ30の教訓 – 上総介 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 4 分

「投資をする(続ける)うえで、真に大切なものは何ですか」と聞かれたら、皆さんはどう答えるでしょうか? 「手法が大事」と回答する人もいれば、「いやいや、似たような手法でやっていても、勝てる人と負ける人が出てくる。やはり資金管理がうまくないと勝てないのではないだろうか」と考える人もいるかと思います。 どれが正しいのかは、人それぞれだと思いますが、本書ではあえて、この問いに答えを出しています。それは……。

正しい考えのもとで投資をすることです。

ここで、「正しい考えとは何か」、気になる人も多いと思います。ひとことで言ってしまえば、“正しい考え”とは“自滅しない考え方”です。著者は序章の中で「私が長年にわたり見てきた相場の世界においては、成功する人とは自滅しない人だと言えます。逆に、成功しない人とは自滅してしまう人(圧倒的)だと言えます」と話しています。 投資ですから、普通は百戦百勝はあり得ません。負けるときもあるわけです。この“負けるとき”にいかにうまく負けるのか、それが大切になります。負け方を失敗してしまうと、その後、勝てるときがきたとしても、負けた分を取り戻すのに時間がかかってしまいます。下手をすれば、そのまま退場という事態さえも考えられます。だからこそ、負けるときには上手に負けて、勝てるときにはしっかり勝つという、「正しい考え方」を身につけておくべきなのです。

投資の基本原則とは何か。陥りやすい失敗とは何か。攻撃するときの考え方とは何かなど、本書では、全6章30話からなる投資の正しい考え方を紹介しています。その際、歴史の面からの事例も紹介しています。これは「真の理解をするためには、歴史の事象を学ぶことが最適である」という著者の持論によるものです。

何事も、土台がしっかりしていなければ、いくら上物を豪華にしても、長くは保ちません。あせらず、ゆっくり、投資の基礎を固めることから始めてみてはどうでしょうか。「正しい考え方」が身につけば、特殊な投資テクニックなどがなくても、投資の基本を忠実に行うことで稼げるようになっていきます。

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書評・レビュー・感想

非常に真面目な本だと思った。

本書で紹介しているのは、以下の2つ

 ・投資の経験値が大切
 ・投資の正しい考え方

とても親切だと感じた。

相場で成功する人は、自滅しない人だと定義し、投資では、一番に防御、二番に攻撃という基本原則をあげている。

中国の歴史をからめ、投資における人間心理を解説する部分も楽しく読めた。

人は平常時と異常時で考えることが違い、極力、自分が平静でいられる範囲で投資するという考え方はまともだし、正しいと思えた。たしかにあせりを抱きながらの投資の勝率は格段に落ちると思う。

本書を読めば、投資がうまくなるとか、お金が儲かるとかそういう類の本ではないが、参考になる人は多いと思う。

読んでいて感じたことは、投資とゴルフが似ているということである。投資では損切りの重要性が説かれるが、ゴルフでも林に入ってからの横出しができるようになれば100が切れるとか、いかに失敗を少なくするかとか、失敗しても大ダメージにならないようにするかなどの考え方がとても似ている。

著者は、損切りとは、後方へ前進することだと書いているが、まったくその通りだと思った。

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