中小企業のための補助金・助成金徹底活用法 – 経士会 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 4 分

中小企業のための補助金・助成金徹底活用法
経士会 中小企業診断士チーム・社会保険労務士チーム
同友館

アルバイトやパート、契約社員を正社員に転換したら、後々一人あたり60万円支給される助成金をご存知ですか? また小規模事業者であれば、2000万円まで担保なし、代表者の保証もほかの保証人も不要、低金利で借りられる制度はご存知でしょうか? 毎年しっかり補助金・助成金を利用している事業所と、利用していない事業所では大きな差が出ます。本業以外で得られる収益は、事業の安定化につながります。また申請書には計画を書く必要があり、将来の見通しや事業の方向性を考えるきっかけにもなります。その他にも補助金・助成金を利用することには多数のメリットがあげられます。本書はそのような補助金・助成金を有効的に利用するためにハンドブックとしてまとめたものです。 補助金・助成金のメリット・デメリット、基礎知識、申請方法、事業計画書の作成方法などを紹介するとともに、中小企業が利用しやすい63の補助金・助成金の概要や申請方法も個別に解説しています。 補助金・助成金について知りたい! と思った方におすすめの一冊です。

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書評・レビュー・感想

経営者や人事・総務部門の人は読んでおいた方がよい一冊。

補助金や助成金に関する情報というのは点在していて、一ヶ所にまとまっていない。その点、本書はある程度の粒度できっちりとまとめてくれており、さらに今後の情報収集方法まで書いてくれているので参考になる。

本業に直接的な関係がない補助金、助成金というのは社内で後回しにされがちだし、それをやったからといって社内評価が高まるわけではないが、後からやっておけば…と思う時もあるので、事前に何があって、どういうものが対象で、いくらくらいもらえて、どれくらいの工数(書類等)がかかるのかはざっくりと把握しておいた方がよいと思う。

個人的には、審査がある経済産業省の補助金より、条件を満たせば予算の範囲でほぼもらえる厚生労働省の助成金だけでもしっかり活用したほうが良いと思う。特に雇用関係は、東京都などの都道府県、市町村での助成金とひもづいていてこちらも連動してもらえるものもあるので、要チェックだと思う。

いろいろな補助金や助成金があるが、使った方が良いケースが多いと思われるのは以下の3つ(個人的)

 1.専門家派遣事業(経済産業省)
    創業、資金調達、財務、法律、人事などの専門家を3回まで無料で派遣してもらえる。
    いろんな相談にのってくれるので、利用しない手はない。タダだし。

 2.キャリアアップ助成金(厚生労働省)
    正社員化コース、人材育成コース、処遇改善コースなどいくつかのコースがあるが、会社の成長段階によって利用しよう。
    事前に計画を出し、条件さえクリアしていればもらえるので、もらわない手はない。
    逆にこれもらってないと、人事や総務の責任者なら不作為の行為に近いと思う。

 3.マル経融資(日本政策金融公庫)
    2000万まで担保なし、保証人なし、代表者保証なしという条件で低金利融資が受けられる。
    保証したことある人ならわかると思うが、「代表者保証なし」は大きい。

企業の状況によって利用した方がいいのは、以下の4つ(個人的)

 1.高年齢者雇用安定助成金(厚生労働省)
    高齢者の従業員が多いならお勧め。

 2.両立支援等助成金(厚生労働省)
    男性の育児休暇を充実させたいならお勧め。

 3.中小企業両立支援助成金
    男女問わず育児休暇関係を充実させたいならお勧め。

 4.女性活躍加速助成金
    女性の従業員が多いならお勧め。

補助金も助成金も実際の入金はかなり先になるので、計画→申請→採択→入金のスケジュールにおける進捗管理は必要だと思う。役所仕事なので、急いではいけない。ちゃんとやれば、ちゃんとサポートしてもらえるので、必要に応じて使った方がいいと思う。

どのような補助金、助成金があるのかが一覧でわかるのでカタログ的にみるにもお勧め!
良書!

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