ロストジェネレーション—さまよう2000万人 – 朝日新聞「ロストジェネレーション」取材班 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 2 分

ロストジェネレーション―さまよう2000万人
朝日新聞「ロストジェネレーション」取材班
朝日新聞社

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書評・レビュー・感想

ロールモデルなき時代にさまよう、ケータイ日雇い、派遣、請負労働、フリーターにすらなれない、成果主義という名の無間地獄、不安定雇用、結婚格差、自分探し、損をした世代などなどと景気の悪いキーワードばかりが並んでいるのが本書。
このロストジェネレーションなる言葉は、格差社会におけるバズワードである。
個人的には、このようなバズワードは新聞の題目として良く取り上げられるが、このような本によって生き方に弾みがつくわけではないと思うし、単なる甘やかしにように感じる。
本書が指摘しているのが、いわゆる団塊ジュニア世代が損をした世代であるということである。
具体的な例をいくつか示しながらいかに損をした世代であるかを列挙している。
しかしながら、失われた10年といわれた時代は、老年も壮年も青年も子どももあまり得をしたとはいえないと思う。中には得をした人もいるかもしれないが、そういう意味でも老若を問わないはずだ。
時代が悪い、上の世代が悪いという若い世代の文句を愛想良く聞く大人。
本書は、そういう本に見受けられた。若者へのガス抜きなのかもしれないが、あまり心地良いものではない。
「ロストジェネレーション」というような言葉遊びをせずに、日常を精一杯生きることがまずは大切なんじゃないだろうかと本書を読んでそう思った。

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