患者見殺し医療改革のペテン「年金崩壊」の次は「医療崩壊」 – 崎谷 博征 (書評・レビュー・感想)

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書評・レビュー・感想

日本の医療は、効率性と平等性で優れていると世界では評価されている。
そして、アメリカは、民間の高額な医療保険に入れる人のみが治療を受けられる格差社会。
しかしながら、日本の医療改革は医療のアメリカ化であり、効率性と平等性を損なうと著者は唱えている。そして、それでもアメリカの代替医療と予防研究は見習うべきだと指摘している。
なんとも悲しい話ではあるが、医療が良くない方向に進んでいると警告している本である。
最近は、漫画にドラマに医療をテーマとしたものも多く、医療保険や医局制度、産婦人科不足などの問題点もマスコミで取りざたされている。
医師がブログで問題提起をし、世間に助けを求めている。
医療の何が崩壊しかけているのかを知りたい方は本書を。
ヒラリー氏「国民皆保険の導入めざす」 医療制度改革

米大統領選で民主党の有力な立候補予定者のヒラリー・クリントン上院議員は17日、皆保険制の導入をめざした医療制度改革案を発表した。個人や中小企業の税負担を軽減して保険料を補助し、財源は医療歳出の効率化などを当て込んでいる。
 医療費の上昇を背景に米国の無保険者は6年続けて増えており、昨年は前年比約5%増の約4700万人にのぼり、人口の約16%を占める。経済分野で大統領選の焦点になっており、ほかの民主党候補予定者も皆保険を視野に入れた計画を打ち出している。
 ヒラリー氏は90年代前半、大統領夫人として制度改革を率先して失敗した経緯があり、注目されていた。今回は教訓を生かして「比較的簡素だが、大胆さは変わらない」と話した。

アメリカ型の医療制度は、無保険者が大量に出てすでに問題になっており、ヒラリー・クリントンなどは国民皆保険の導入を目指しているが、共和党は財政負担増を理由に反対している。
ヒラリー氏、国民皆保険制度で改革案 共和党は反発

2008年の次期米大統領選の民主党候補として最有力視されるヒラリー・クリントン上院議員は17日、国民皆保険の実現を目指す医療保険制度改革案を発表した。米国は、国民の約6人に1人にあたる4700万人が医療保険に加入しておらず、無保険者対策はイラク政策に次ぐ大統領選の争点。他の民主党の大統領候補も医療保険問題に言及しているが、共和党候補からは、皆保険化は財政負担を増すとして批判が上っている。
 米国では、保険料値上がりで個人の保険加入をあきらめる人が続出し、従業員向けの保険料負担に耐えきれない企業も相次ぎ、無保険者の増加が社会問題化している。

この問題を取り上げた映画「シッコ SiCKO」が2007/8/25から公開されている。
シッコ – Wikipedia

医療保険未加入者が約5,000万人に達し、また保険に加入しているにもかかわらず、あらゆる手段を講じて保険金の支払いを拒否することによって空前の利益を上げる営利主義一辺倒の医療保険会社や製薬会社と、それに癒着した政治家という構造の、アメリカの医療制度の問題を取り上げ、事実上、崩壊に瀕している状況への批判を展開する。自由診療を基本とする現行の制度から、政府からの支出・政府による保険のみに一元化した公的医療 (universal health care) へと転換することが主張の根幹である。 アメリカではかつて民主党のヒラリー・クリントン議員がファースト・レディとしての立場(当時)から公的医療制度の整備を求め、議会の反対により頓挫したことがある。
劇中ではアメリカの「悪い医療」に対して、イギリス、フランス、カナダ、キューバなどの医療を「良い医療」として対比させる。アメリカの医療制度を徹底的に批判するスタンスでまとめている一方で、対照とされる医療制度の欠点、例えばフランスにおける非常に高い税金や、イギリスにおいて資金削減により病院の倒産や医師の出国が相次いでいることなどを軽視しているという側面もあり、客観性に疑問を示す声もあるが、これまで大っぴらに触れられることの少なかった米国医療の暗部を赤裸々に描き出すことに成功している。

以下、参考までに。
勉強嫌いの人でもわかる医療保険入門

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