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もう悩まない!経営者の引退と共に、企業も廃業するのか、それとも次の世代に承継し、しっかりとした企業体制を作り上げ長寿企業を目指すのか。それは、経営者のみができる決断です。
生涯現役ですか?現実を見据え、早めに経営者としての意思表示をはっきりと示さなければ、意思に反した結果となってしまうでしょう。事業承継は、経営の側面と財産の側面、そして周囲の人からの理解も必要です。
したがって、準備は、早くて1年はかかるでしょう。いざというときに慌てないよう、事業承継の取り組みを今から一歩ふみ出してみましょう。
書評・レビュー・感想
かわいいうさぎが説明してくれても「事業承継」というものがどんなものかわかったけど、「事業承継」の難しさは変わらないね。特に親族以外が継ぐ場合の難しさが半端ない感じがした。
これは日本的の銀行システムの問題だとも思った。
過半数以上の株式を相続した親族が持った状態で、親族以外の人が新社長に就任した場合に、過半数の株を持っている親族ではなく、新社長が過去の会社の借入金について連帯保証しなければいけないというのはかなり厳しいと思う。いままでサラリーマンだった人が数億とかの連帯保証できないと思うし、外部から経営者を引っ張ってくるのもそこがネックになると思う。
未上場企業の場合、親族以外への「事業承継」がうまくいくのは、無借金経営でなければ難しいのではないだろうか。
上場企業のように資本と経営の分離ができるのは、経営側に連帯保証の責任がなくなってからだと本書を読んで感じた。
だからこそ取締役社長という肩書きがあるのかもしれないが、なんか仕組みとしてしっくりいかない感じがした。