山種美術館に「日本画の教科書 京都編」 を見に行ってきた!

【この記事の所要時間 : 約 4 分

今年は、西洋画だけでなく、日本画にも手を出してみようと考え、その第一弾として、日本初の日本画専門美術館として開館した山種美術館の「日本画の教科書 京都編」を見に行ってきた!

「日本画の教科書 京都編 ― 栖鳳、松園から竹喬、平八郎へ ―」

山種美術館は、山種証券(現・SMBCフレンド証券)の創立者・山﨑種二(1893-1983)が蒐集した作品をもとに、日本初の日本画専門美術館として開館し、2016(平成28)年に50周年を迎えました。それを記念して山種コレクションを代表する日本画を厳選し、本展では京都画壇、続く次回展では東京画壇と計2回にわけてご紹介します。近代日本美術史を語るうえで欠かせない、名画ばかりを取り揃えた「日本画の教科書」とも呼べる特別展を開催します。

明治時代以降、大きく様変わりする環境の中で、日本画家たちは流入してきた西洋画を強く意識し、新時代にふさわしい日本画を模索し続けてきました。なかでも京都は平安時代以来のやまと絵の表現や、江戸時代の円山四条派から続く写生の伝統を受け継ぐ一方、日本美術の発展のため日本初の画学校を開校させるなど、革新かつ組織的に取り組んできました。そのような背景の下、近代を代表する画家であり教育者でもあった竹内栖鳳や、女性初の文化勲章を受章した上村松園など、才能豊かな日本画家たちが数多く誕生しています。伝統を尊重しながらも、新たな要素を次々と受け入れていく京都の柔軟な土壌が、日本画に様々な方向性を生み出したといえるでしょう。

本展では、当館の顔ともいえる竹内栖鳳《班猫》や村上華岳《裸婦図》の2点の重要文化財をはじめ、上村松園、小野竹喬、福田平八郎、山口華楊、上村松篁、上村淳之など明治時代から現代にいたるまで、京都画壇の画家たちの珠玉の名品をご紹介します。

伝統を規範としながら旧来の枠組みを超え、日本画に新局面をもたらした京都画壇の魅力を、50周年ならではのこの機会に是非ご堪能ください。

「日本画の教科書 京都編 – 栖鳳、松園から竹喬、平八郎へ – 」は、2016年12月10日(土)~2017年2月5日(日)まで開催されている。2016年に創立50周年を迎えた山種美術館が、これを記念して、創立者・山﨑種二のコレクションから明治以降を代表する日本画を厳選したものが展示されている。日本がの中でも特に「京都画壇」にスポットを当てた作品がメインであり、「日本画の教科書」と題された通り、日本の近代絵画を語る上で欠かせない名画ばかりが揃っていた。

やはり見所は、美術館の顔とも言える竹内栖鳳の「班猫」(重要文化財)である。「東の大観、西の栖鳳」と呼ばれる京都画壇の大御所である竹内栖鳳の名作である。これだけでも見る価値はあった。

竹内栖鳳以外にも彼の弟子である上村松園や小野竹喬などの作品も多数展示され、福田平八郎の作品もあった。個人的には、竹内栖鳳と西村五雲が好み。西村五雲の「白熊」は迫力があってよかった。

上村松園のような美人画は好みでなく、小野竹喬や福田平八郎の絵はなんだか塗り絵のような、うま下手なような感じがあまりしっくりこなかった。

上村松園の「牡丹雪」が、今回特別に写真撮影が可能でだったので、1枚パシャリ。

今回印象的だったのが、竹内栖鳳が弟子たちに徹底させた「写生」と「省筆」という表現方法である。「写生」というのは、写生を基本とした円山四条派の流れを汲む栖鳳らしいが、「省筆」という概念がとても印象的だった。

栖鳳は、以下のように述べ、写生と省筆の大切さを強調していた。

日本画では省筆が大事だが、充分写生をしていれば、要るものと要らないものとの見分けがつくので、安心して無駄を省くことが出来る

とても良かった。

次回は、東京編にあたる「日本画の教科書 東京編 ―大観、春草から土牛、魁夷へ」が、2017年2月16日~2017年4月16日に開催されるようなので、こちらも見に行きたいと思っている。

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