お父さんがキモい理由を説明するね – 中山 順司 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 3 分

この本は、娘と接点を失っているお父さんのために書きました。年頃になり、関係が途切れがちになった娘と会話を重ねた、三ヶ月にわたる奮闘を描いたものです。途中で妻が乱入、しまいには祖父まで巻き込むことに。三世代で繰り広げたバカバカしいくらいマジメなトーク。気取らず、気負わず、ひたすらホンネで語り合いました。会話のキッカケに役立てていただければ、本望です。

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書評・レビュー・感想

これは面白かった。娘がいる身としては将来の自分を見るようで、見たくないような、でも見たいような…。

表題の「お父さんがキモい理由」であるが、著者は娘からシッカリと説明されたと認識されているようであるが、読んだ限りシッカリ説明されているようには感じなかった。論理的ではなく、生理的にNGといろいろな角度から言われているだけのような….

結局のところ、個人的には親子、兄弟の異性間では、遺伝子が互いに影響しあって男女の関係(近親相姦)にならないようにしているのだと考えている。思春期の娘が父親の匂いがダメになったり、一緒に洗濯されるのを嫌がったりするのも遺伝子だと考えている。「お父さんがキモい理由」=「遺伝子」と思うので、娘がそれをシッカリ説明できるはずがなく、本書のようにいろいろな角度からとにかくNGというのはある意味納得できた。

別の章で「いじめ」について親子で話していたケースは今後の参考になった。
読んでいて思ったのは、予想以上の「親に相談するハードルの高さ」である。これは結構切実で、その正体を著者は、「親にどんなリアクションをされるかわからない恐怖」と見ている。いじめ被害に対する親の反応がわからないままで、相談するのはリスキーだと感じるのはよくわかる。感情的にならず、冷静かつ具体的に解決のための協力をしてくれる親であるという共通認識が親子ともどもにないと難しいのだろうと思う。著者はその上で以下の3つを事前に話し合うことを薦めていた。

 1.日ごろから子供と信頼関係を築いておく
 2.親の価値観を伝えておく
 3.いざとなった時の行動指針を明らかにしておく

また「生きる意味」について話し合っていてなかなか高尚でびっくりした。でも子供が若いうちにこういうことを話し合っておくと本当に良いかもしれないなあと読みながら思った。

最後はちょっとシンミリしたが、良書である。

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