経営理念とはなんだろうか?

【この記事の所要時間 : 約 3 分

「経営理念」という仰々しいものを理解する上で参考になるエントリーを見つけた。
コムスンとグーグルに見る理念のウソ・ホント

経営理念の浸透度、実践度を考える際に、最もシンプルなものは、「経営理念の為に、どれだけの利益(もっと分かりやすく言うならば現金)を犠牲にする覚悟」が実行できているかという視点ではなかろうか?この「利益よりも重要な何か」の実践が、その「何か」に対する社長の本気度を社員は感じ取り、それを実行しようとするのではないのだろうか?
この経営理念についての覚悟を感じたのはグーグルである。
グーグルの経営理念への覚悟についての凄みは「なぜ、グーグルのトップページには、広告がないのか?」という事である。ヤフー、グーグル等のの広告で利益を上げるビジネスモデルで考えれば、アクセス数の最も多いところが一番の収入源泉である。当然、ヤフーのTOPページは、広告でゴテゴテしている。我々も、それは仕方のないものとして見ている。
しかし、グーグルのトップページは、グーグルのロゴと検索窓だけ。(後は、グーグルのその他サービスだけ)アイ・グーグルに関しても一切の広告が入っていない。広告が入るのは、キーワードで検索を実施した際だけ。これは、グーグルの「必要なところにのみ情報をおく」という理念の実行なのである。
TOPページの広告は、ユーザーにとって必要な情報ではない。ユーザーは調べたいだけなのだから。しかし、キーワード検索した後に出てくる広告は、ユーザーが望む情報の一部であるという考え方である。
この「必要なところにのみ情報をおく」という理念の為に、グーグルは数百億円の利益を犠牲にしている。トップページの広告であれば間違いなくそれくらいは稼ぐだろう。私のような凡人であれば、絶対に、利益に目がくらんで広告を置きたくなる。
このグーグルのトップページこそ「理念の実践とはどのような事か」というシンボリックなものである。
孫子の「道」という言葉を今風に解釈すると、「理念の実行の為にどれだけ経営者は利益を犠牲にする覚悟がありますか」と言っているのではないだろうか?

利益よりも重要な何かの実践」というのがキモ。
なるほどなあ~と思ったし、それができているところは・・・・と考えてしまった。
「経営理念の為に、どれだけの利益を犠牲にする覚悟」が実行できているかというのは非常に重要な視点だと思った。
考えてみると、当たり前のように思えるが、シンプルで本質を突いていると思う。
頭にしまっておきたい。
そういう意味では、利益がすべてという企業には経営理念は必要ないのかもしれない。
もしくは、「利益はすべてに優先する」という経営理念が必要なのかもしれない。

経営理念の考え方・つくり方
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