藤巻健史の5年後にお金持ちになる「資産運用」入門 – 藤巻 健史 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 3 分


藤巻健史の5年後にお金持ちになる「資産運用」入門藤巻健史の5年後にお金持ちになる「資産運用」入門

1 真のお金持ちになる人の長期的視点
2 次に来る「資産インフレ時代」とは
3 これからどんな金融商品を買うべきか
4 実際にポートフォリオを作ってみる
5 お金を稼げる人の習慣
どういう人がお金持ちになっているのか―それは、どの株の銘柄がいいかということを考えていた人々ではない。15年続いたデフレが終わり、今後は「資産インフレの時代」が来る。大きな転換期の今こそ、5年、10年後を見据えた資産運用をすべきだ。「伝説のディーラー」と呼ばれた著者が、自らの資産運用の秘訣をやさしく説いていく。

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書評・レビュー・感想

まず、消費者物価が上がる「インフレ」と「資産インフレ」が違うというお話から。

インフレという言葉は、経済学的に言えば、それからマスコミが使う時でも、消費者物価が上がることなのです。消費者物価が上がればインフレなのです。
消費者物価とは、スーパーマーケットやデパートで、みなさんが買う卵とか洋服とか、そういうモノの値段ですね。これが上がるのがインフレの定義。下がるとデフレ。
ところが土地の値段とか株の値段とかいうのは、この消費者物価には入っていない。
インフレとかデフレというのは、消費者物価が上がるかどうかですから、土地が上がっても物価が上がっても、厳密にはインフレではないのです。
こういう土地や株が上がる現象は、資産インフレと言われています。
消費者物価はデフレでも、土地と株の値段は上がっている可能性、すなわち資産インフレになっている可能性は十分あります。バブルの時がそうでした。
バブルの時というのは、みなさんの認識と反すると思いますが、消費者物価はほとんど上がっていないのです。しかし土地と株が暴騰した。資産インフレだったのです。それゆえに経済は狂乱と言われるほどに景気が良かったのです。

たしかに、総務省 統計局 – 消費者物価指数で調べてみると、統計のある昭和45年から平成10年まで右肩上がりで消費者物価指数は上がっているが、バブル期といわれる(1985-1992年つまりは、昭和60-平成4年)に関しては、特段他の時期に比べて著しく上がっているわけではない。
(ここ10年はほぼ横ばい、30年前と比べると現在はだいたい消費者物価は倍くらい)
ということで、新聞が書いているインフレ、デフレと、資産がインフレかどうかは別だということを頭にいれておきましょうというお話。なるほどね。
それを踏まえて、著者は、「この先、消費者物価が10%も上昇するインフレが来るとは思わない」という。上がってもせいぜい2%か3%。しかしながら資産価格はぐっと上がる、資産インフレの方向にあると予測している。
特に今後、株を買えとか不動産を買えなどといった内容は書いていないが、投資対象となるものの基本的な定義と今後の予測について分かりやすく書いてあるので、とても参考になる。

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