医療保険は入ってはいけない! – 内藤 眞弓 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 3 分


医療保険は入ってはいけない! 医療保険は入ってはいけない!

プロローグ あなたの医療保険、実は必要ありません!
第1章 「かかる医療費」と「かける医療費」は違う!
第2章 公的医療保障を使い切る!
第3章 民間医療保険の限界と弱点を知ろう
第4章 それでも入るならここをチェック!
第5章 こんな勘違いをしていませんか?
第6章 ケーススタディ「あなたにあった医療保険はコレ!」
「一生安心」はウソです。
「女性の強い味方」「3年ごとにボーナスがもらえてお得」も大きな間違いです。
民間の医療保険に入らなくても、公的医療保険だけで十分カバーできる!
民間医療保険は欠点が多くて頼りにならない!
貯蓄をして病気にそなえたほうがずっと合理的!
無駄な保険料を払い続けるのはやめて、家計をリストラしましょう。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

書評・レビュー・感想

タイトルは、ちょっと演出的すぎる気がしますね。読んでからみれば。
(著者もガン保険などに入っていると本書で述べている)
ただ、内容自体は勉強になるので悪書ではない。
表紙の裏に以下のように書いてある。

医療費が100万円かかっても、実際の負担は9万円足らず。
公的医療保障を使い切って貯蓄したほうが合理的です!

まあ本書に書かれていることの肝はこれです。
「医療保険は入ってはいけない」までは言いすぎだが、「医療保険は入らなくても大丈夫な人もかなりいる」くらいがちょうど内容とバランスが取れていると思う。
個人的に心配というか懸念していたのが、「医療費が100万円かかっても、実際の負担は9万円足らず」というのが、公的保険対象のものに限られるということ。
つまり、公的医療保険対象外の病気になったらどうすんだ!?ってところ。
しかし、これもちょっとした勘違いみたい。
なぜなら公的医療保険対象外の病気というものは存在せず、存在するのは、公的医療保険対象の診療(保険診療)と対象外の診療(自由診療)だけ。そして自由診療が保険診療よりも優れているというのは勘違いとのこと。

公的医療保険を使って受けられる「保険診療」は、医療行為の種類や範囲が細かく決められており、その価格(医療費)も国があらかじめ「診療報酬点数」として、全国一律に決めています。「保険診療」の財源は国民の支払う保険料や公費ですから、最大多数の幸福と利益という理念抜きには語れません。保険対象となる医療は広く効果が認められ、副作用も抑えられたものに限られるのが原則です。
一方、公的医療保険の対象とならないものが「自由診療」です。自由診療なら、費用は別にして、新しい治療法や珍しい治療法も受けられてよさそうに思われるかもしれませんが、「保険診療」のような厳格な臨床試験でのチェックを経ておらず、必ずしも安全で優れた医療が受けられるとは限りません。

ということで、日本の公的医療保障が優れているので、それを有効活用することをまずは考えるべきで、それでも実際に病気になった場合に経済的に困るところに絞り込んで民間医療保険の保険料コストをかけるべき(単体のガン保険など)だ!というのが著者の主張で概ね同意できる。
で結局目指すゴールというのは、「医療保険から卒業する」ことで、どのようにすれば医療保険から卒業できるのかといえば、「貯蓄」であると。ある一定額以上の貯蓄があれば、医療保険から卒業できるし、さらに保険料分を貯蓄に回してリスク対応力をさらにアップすることができる。←ここが当面の目標
というお話だった。
ざっと読むだけでも勉強になる。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です