保険に入るべきか、入ざるべきか

【この記事の所要時間 : 約 5 分

保険加入で悩んでいる。
ちょうどタイミングよく保険(生命保険)の話題がホットである。
生命保険は悲惨なギャンブル――ヤクザのばくち場は、一番公平!?

何のために保険会社はあるのだろう?それは「何らかの危険が起こったとき、どうしても補填する必要がある」ためだ。逆にいえば、自分が死んでも家族が路頭に迷わないで済む程度のお金があれば(=リスク許容度が高い人であれば)、保険に入るのは不合理だ。日本人40歳男性の年間の死亡率は、1万人に1人程度に過ぎない。ましてや、日本では遺族に対する補償は手厚い。生活費の援助は電気・ガスから教育まで多方面に及ぶ。こういう背景を踏まえると、保険に入る意味が本当にある人は、実は少ないともいえる。

生命保険は悲惨なギャンブルではない

生命保険は、ファイナンス的にいえばプットオプションである(ただし、「死亡」や「入院」という条件付)。
ここでプットオプションとは、「資産価格がいくらになろうと、将来、前もって決めた価格で買い取ってもらう権利」である。5千万円の死亡保険は、「将来ワタシが死亡して無価値になっても、5千万円を支払ってもらえる権利」であり、保険料はその権利を買うための対価(プレミアム)である。
プットオプションを買う人には、二つのタイプがある。
① 資産価値が必ず下がると確信して、それで利益を上げたいと考えている人
② 資産価値が予想外に下がってしまった場合に、損失を抑えたいと考えている人
生命保険についていえば、「人が死ぬことにギャンブルする」という①の目的で買う人は(保険金詐欺を除いて)いない。加入の目的は、万が一の事故が起こったときのロスをいくばくか相殺する、という意味での②のタイプである。実際には、大切な人が亡くなれば、保険金という名目のおカネが入ってきても、悲しみが癒されるわけではないし、失ったものを取り返せるわけではない。『経済的な損失』に限って、いくばくか相殺されるに過ぎない。もし、本当にダメージを最小限に抑えたいならば、そもそも自分の死を悲しむ愛する人なんて作らない方がいいし、自分の存在がなくなって困る家族なんていない方がいい。事故に合う確率を高める一切の活動は控えた方がいいから、お金も一切使わずに困ったときのために貯めておいた方がいいのかも知れない。
それでも、私たちはそういう選択肢は選ばない。愛する人とともに生きたいし、家族は欲しい。お金は一切使わないで貯めるより、美味しい食べ物や、楽しい遊びに使って人生を豊かに生きたい。いつかは自分の身に万が一のことが起こるかも知れない。そんなことを知っていながらも、誰もそんな事態を想定したくない。そこで、万が一のときに、まったく予想外の損失に対して無防備・丸腰であるのではなく、プットオプションを買っておいて、悲しい出来事の際にいくらかおカネが入るようにしておけば、損失は経済的な部分に限ってはコントロールすることができるのだ。
その意味で、生命保険は多くの人が安心して生活し、豊かな生き方を選ぶために重要な役割を果たすツールであると考えることができる。

もし「死亡」や「入院」をしたらどうだろうか?
必要なお金とはなんだろうか?葬儀費用、入院費用、扶養家族への補償などだろう。
そして預金よりそれらの費用が高かった場合は誰がそれを負担するのだろうか?
大きくは以下の3つではないだろうか。
1.独身の場合 → 親
2.既婚の場合 → 夫婦の片方
3.老後の場合 → 子供
そして、これらの費用を負担する人を受取人とした保険というのが基本になるかと思う。
人によっては、親が裕福なので1はいらないかもしれないし、預金がたっぷりある人は2も3もいらない。
しかし、そうでない人は自分以外の誰かが負担する可能性がある費用をどうするのかを考えておく必要があると思う。
保険で重要なのは、

「営業マンが信頼できる」とか「なんとなく安心できる」という曖昧な判断基準で選んではいけない。中核に据えるべきは、「払いこんだ1円に対するバリューがもっとも大きい商品はどれか」ということを、徹底して追及することである。

という意見もあるが、出口戦略であると思う。
いつ誰が受け取るのか?どういう場合に受け取れるのか?そしてその出口戦略を相談できる人がいるのか?現状では、基本は預金で、その補助として預金以上の出費に対する保険がいいように思う。
今考えている保険は出口が4つある。
1.死亡・高度障害保険金としてもらう
2.中途解約して、解約返戻金としてもらう
3.月々の支払を止めて、定額払済保険として一定額の保証だけ残す
4.月々の支払を止めて、補償期間の期限を短くする
お金が必要になったそのタイミングで、どの出口がいいのかを相談できる場所(人)を確保できればいいように思う。一般的な医療保険については、現状では、必要ないと思っている(どうかな?)
理由としては、公的な医療保険である健康保険に入っており、その中の「高額療養費制度」があるので、ある程度の預金があればリスクはヘッジできるのではないかと思っているから。(健康保険対象の病気だけというところが気になるところだが。)
20年後、30年後はどうなるかわからないので、終身保障、終身払いの保険がいいように思っているが、まだもうちょっと調べてみようと思う。

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