人類最強の「糖質制限」論 – 江部 康二 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 3 分

1週間で2~3㎏はストンと落ちる糖質制限は、ダイエット効果も健康効果も絶大!でも、結局は長続きせず、リバウンドしてしまっている人が多いようです。そもそも炭水化物(ご飯、パン、ラーメン、パスタ、イモなど)は、とても美味しいですから…。糖質制限を続けられている人も、
けっして炭水化物(糖質)が嫌いなわけではなく、みんな大好きなのに続いているのです。

では、どうしたらいいか?

続けるためには糖質制限のノウハウをきちんと知って、それを日ごろ意識することに尽きます。逆に言うと、意識するだけで続くのです。そう、糖質制限を知れば知るほど、多くの人が抱える問題は解決するわけです。このシンプルにして根源的な課題をクリアしない限り、効果抜群の糖質制限であっても、継続的な成功はありえません。

そんな本質をクリアするための、これまで“あるようでなかった”糖質制限のことが一番よくわかる本。

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書評・レビュー・感想

日本における糖質制限の第一人者として有名な江部康二先生の本である。

著者は、複数の糖質制限の本を出版されているが、2016年4月時点での最新情報をまとめたのが本書である。以前から糖質制限を日本に広めた第一人者として、最近の「糖質制限は危険だ!」という記事や研究などへの反論と、糖質制限をしている人が感じている不安への対処が主な内容となっており、米国での糖質制限の歴史的変遷を説明したうえで、最近の動きとして、糖質制限食がアメリカ糖尿病学会で2013年に、正式に認められたこと、日本の医師向けの教科書の2015年版に、糖質制限食が記載されたことなどが述べられている。

また糖質制限をしていたが、2016年2月に亡くなり話題となった桐山氏についても述べられている。
これについては、健康な人が糖質制限したわけではなく、糖尿病の人が糖質制限をした結果であり、「高血糖の記憶」が原因であることが示唆されており、納得感があった。いくら糖質制限をしても、それまでに不摂生していれば、過去の負債を返しきれないということだろう。

また、糖質制限の最新エビデンスとして、世界中の論文が紹介されており、糖質制限がもはや、信仰や民間療法ではなくなっていることを示している。今後は高所得者層を中心に糖質制限が当たり前になるだろう。

問題は、糖質制限食が高くつくことだろう。だからこそ、発展途上の貧乏な国や、先進国でも貧乏な人は糖尿病や認知症といった病気になりやすくなるという未来になりそうだ。

著者が運営に協力している「糖質制限ドットコム」では、糖質制限のパンや麺、ごはん、おかずなど様々なものが売られているが、かなり割高である。まだ過渡期なので仕方ない面もあるが、もう少し一般化すれば、価格も落ちてきて、ある程度、健康に留意する人は当たり前に食べるものになるかもしれない。

子供にはNGだが、30歳くらいからは糖質制限が当たり前の時代が来ると思う。

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