首代引受人 – 平田 弘史 (書評・レビュー・感想)

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首代引受人首代引受人

死の寸前に迫られれば人間たるもの、如何なる者でも「生」への渇望に願いが募る。
そこで「死」の替わりに、金でカタをつける。これが「首代」手形ということになる。
公の記録は乏しいが、戦場でかかる取引が行われても不思議ではない。これが流行すると、中には戦場は金儲けの場と心得て、多額の「首代」を請求する悪質者が横行し、「アタリ屋」みたいな奴も多数出たというから、そんな奴にかかっては、死んでも死に切れまい。後日、払う側にも悪質者が出て、いろいろごたつく・・・・そこで、特定の「首代引受人」なるものが登場するわけである。

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書評・レビュー・感想

「首代」手形なるものが実際にあったかどうかはわからない。
個人的にはあったよりはなかったよりの心情ではある。
その場で取り立てるならまだしも戦が終わってから取り立てるというのがどうも難しそう。
なぜなら払う方も取り立てる方も、戦の最中に金で命のやりとりをしたことに違いはないからである。
そういうものが主家にとってどういう扱いになるか。
そして、その場で取り立てるというのも無理だろうそれほど大金をもって戦場にでているはずはなく、仮に大金を持っていても、討ち取ったあとにそれを戦利品として持ち帰ればいいだけだからだ。
しかしながら、「首代」手形があったと考えればまた面白い。
そういう面白さが本書にはあると思う。
多少、ストーリー展開として上記のようなあり得ないのでは?という目で見ると厳しい場面もでてくるが、それを補ってあまりあるほど絵がリアルで面白い。

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