【この記事の所要時間 : 約 3 分】
町の電気店の娘、長村こずえは大学生でアルバイトを検討中。就職に失敗し、やむなく家業を手伝う兄・悦郎の助手として訪問修理に出かけた際、練習中の芸妓に魅せられ、その世界に足を踏み入れることに。人との交わりの機微を肌で学びながら、成長していくのだった。そして、そんな妹に触発され、悦郎のくすぶった心にも火がついて………。
大好評「まんがでわかる」シリーズ今回のテーマは、デール・カーネギーが唱えた人間関係論。代表的著作『人を動かす』『道は開ける』2冊のエッセンスをストーリーと共に学べます。
書評・レビュー・感想
非常に読みやすく勉強になった。さすが多くの自己啓発本の元ネタといわれるだけある。
人に好かれたい、人を動かしたいという人が認識しなければならない原則が書かれていた。
人間の最大の関心事は常に「自分」である
は至言だと思う。
本書は、「人を動かす」と「道は開ける」からエッセンスを少しづつ取り出した内容になっているが、「悩み」に対する考え方も非常に的確だと思った。
前に進むしかないのに、どうしても踏み出せない時の考え方のコツは、「起こりうる最悪の事態」を想定しておくこと、最悪をイメージしておけば、どう転んでも「儲けもの」と考えることができる
今までは特に考え無しにやってきてが、こういった方法があると知れただけでも気が楽になる。
悩みを気にせずに物事に打ち込むコツとして、以下のことが紹介されていた。
1.悩みの正体をよく分析する
2.悩みの原因となる事態を改善する
3.やることを決めたら、今日という日に毎日集中して生活する
また、疲れないための4つの仕事習慣として、以下のことが紹介されていた。
1.いま関係ある書類以外は視界の外に片付けること
「やるべきことが終わっていない」というプレッシャーは疲労の原因になる
2.重要な物事から処理していくこと
3.決断を先延ばしにしないこと
できるだけ未解決の保留事項を減らし、いま決める
「後で決めないと・・・」と思い続けることは大きなストレス
4.人に任せること
人に手伝ってもらう仕組みをつくると心身の負担が減る
D・カーネギーは、疲れて心が弱くならないようにしようと提言している。そのための方法として、以下のことが紹介されていた。
1.疲れる前に休む
2.不安を追い出す習慣を持つ
3.仕事でストレスを抱えないようにする
4.常に新しいチャレンジを続ける
5.不眠に悩まされない
原書を読みたくなった。
良書!!