自分の小さな「箱」から脱出する方法 – 金森 重樹 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 3 分


自分の小さな「箱」から脱出する方法自分の小さな「箱」から脱出する方法

第1部 「箱」という名の自己欺瞞の世界
第2部 人はどのようにして箱に入るか
第3部 箱からどのようにして出るか
身の周りの人間関係は実はすべて自分が原因で引き起こしていることに気づかせてくれる『自分の小さな「箱」から脱出する方法』。
本書を読み進めるうちに家庭や職場での人間関係を深め十分な成果を出せる環境を作る方法を学べる。
全米ビジネス書ベストセラーの日本語訳。

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書評・レビュー・感想

非常に考えさせられる本である。
わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいるで紹介されていて気になって読んでみた。

 長い間、自分につき続けてきたウソと向き合うのは、たいへん苦しく恥ずかしい。本を読んでいてこれほど惨めな思いをさせられたのは、はじめて。もちろん書き手は私のことなぞ知らない。だが、問題を抱えている、それも人生を台無しにするぐらいの問題を抱えているのは”わたし”であることが分かった。しかも、それに気付かないまま、病原菌をまき散らし、職場を、家庭を脅かしているのは、”わたし”その人であることがイヤというほど思い知らされた。
 一方で、自己欺瞞→自己正当化→防御の構え→他者の攻撃→他者のモノ化の連鎖がクッキリと見えた。そもそもの原因は「自分への裏切り」であることも。自己正当化の仮面がそのまま自分の性格と化し、いくつもの仮面を持ち歩く姿。自己正当化を正当化するため、相手の非をあげつらう態度。情けない、ここに書いてあるのは自分そのものだ。

気をつけなければならないのは、本書を読んでいると本書を人を責める道具にしかねないということである。読んでいて頭に浮かぶのは自分のケースより他人のケースであることが多かった。だが、その考えは改めなければならない。
どのように改めるか?
本書の中にそのアドバイスがある。

他の人が間違ったことをしているという点に注目するのではなく、どのような正しいことをすればその人に手を貸せるかを、よく考えろ。

当たり前だと頭では思えども、体ではどうだろう。

他の人々が手を貸してくれるかどうかを気に病むのはやめろ。自分が他の人に力を貸せているかどうかに気をつけろ。

わかっているだけでなく、実践できているだろうか?
「箱」というのはイメージを伝えるために有効なメタファーではあるが、これを他の人に当てはめ、他人を評価している限り、自己欺瞞を強化することにしかならない。
とりあえず、「自分のウソを自分で認める」という体験は間違いなくできる。
その体験を生かせるかどうかはその人次第。

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