日本人の知らない「クレムリン・メソッド」 – 北野 幸伯 (書評・レビュー・感想)

【この記事の所要時間 : 約 3 分

現代の私たち日本人には、不確実で不透明な「世界の動き」を理解することがますます難しくなってきています。平和ボケの日本政治家と日本人は気づいていませんが、「日本以外の世界」では、いまだに各国が生き残りをかけて「戦国時代」が続いています。アメリカの没落、覇権力の低下により、このままでは、日本と日本人は、何も気づかず、何も考えず、何もしないまま、この戦国の世界に、そのまま放り出されるでしょう。そうなれば、日本の「自立」や「経済の復活」はおろか、国そのものの「崩壊」「消滅」すら起こりえるでしょう。その原因のひとつは、欧米国家とそのマスメディア(日本も含む)に作為的に操作された「情報」ピラミッドの底辺に、私たち日本人が組み込まれ、そのことに気づいていないからです。

著者の北野幸伯氏は、KGBとロシア外交官を専門に養成するロシア外務省付属「モスクワ国関係大学」を卒業した初めての日本人です。この本は、これまでの経験から習得した独自の「世界の見方=クレムリン・メソッド」をもとに、欧米一辺倒の情報と策略に毒されたわたしたちに「世界のまったく別の見方」「世界の真の姿」を示す本です。

この本には、あなたがこれまで学校でも社会でも知ることのなかったであろう「世界を動かす」驚くべき11のシンプルで強力な原理が書かれています。それを正しく理解しさえすれば、専門家でなくても、「これから世界で何が起こるのか」「次に世界を制し、動かしていくのはどの国か」そして、「その世界のなかで日本はどうなるのか」「日本人と日本はどうサバイバルしていけばいいのか」について、私たち一人一人が容易にわかるようになるでしょう。世界や日本のリーダーたちの「策略」や「ウソ」にだまされることもなくなり、すべての人が「自立的」に行動を取ることができるようになるでしょう。

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書評・レビュー・感想

著者の本は、「日本自立のためのプーチン最強講義 もし、あの絶対リーダーが日本の首相になったら」と「プーチン 最後の聖戦 ロシア最強リーダーが企むアメリカ崩壊シナリオとは?」を読んで、とても感銘を受けたので、著者の最新の出版本である本書を読んでみた。

悪くはないが、前の2つの本と内容がかぶっているところもあり、結構読み飛ばすことも多かった。考え方や見方などはとても参考になる。まだ著者の本を読んでいない人なら1冊目にはいいかもしれない。

ただ、「プーチン 最後の聖戦 ロシア最強リーダーが企むアメリカ崩壊シナリオとは?」でプーチンという男とロシアについて知り、「日本自立のためのプーチン最強講義 もし、あの絶対リーダーが日本の首相になったら」で、日本が目指すべき道が見えてきたら、本書はあまり必要ないかもしれない。

把握が難しい国際関係をバイアスをかけずに読み解く方法は今後役に立つだろう。

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